旧石器時代
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旧石器時代とは、紀元前38000年頃から紀元前15000年頃まで続いたとされる日本の時代区分のひとつである。
概要[編集]
旧石器時代は定住せず、土器がなく、打製石器や骨角器を使って狩猟採取生活を行っていた[注 1]。住居は簡素なテントまたは洞窟と考えられている。島根県出雲市の砂原遺跡の学術発掘調査団は11万~12万年前の「国内最古」の旧石器時代の遺跡と報告書に書いたが、異論もある。白滝遺跡群からは、約14万㎡の遺跡から752万点、11.8トンの石器が出土している。大半は黒曜石製であった。 日本国内の人骨はこれまでのところホモ・サピエンスしか見つかっていない。原人、旧人の骨は日本列島では、これまで確認されていない[注 2]。 旧石器時代では大規模な戦争はなく、男性と女性はおおむね平等であったと考えられている。貧富の差や階級の区別も旧石器時代にはなかったと考えられている。