在阪民放ラジオ局京都中継局
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在阪民放ラジオ局京都中継局(ざいはんみんぽうラジオきょうとちゅうけいきょく)とは、京都府京都市東山区にあったMBSラジオ・ABCラジオ・大阪放送(ラジオ大阪)の中波放送用の中継局である。
概要[編集]
京都市内及び滋賀県大津市西部の都市型難聴、海外波の混信による難聴を解消するため、1997年に旧国鉄京都無線中継局跡に設置された。
AMラジオの送信所としては珍しい3波が1本のアンテナを共有するタイプで、設置に際しては大分放送とNHK大分放送局が開発した3波共用3重給電の技術を採用している。
長らく京都市・大津市のAMラジオ受信環境改善のために稼働していたが
といった事情から、2023年10月29日の放送終了を以て廃局となった。
京都市内ではNHK京都の第2放送が1973年、第1放送が2015年に送信所を廃止[注 1]しており、京都府南部や滋賀県に残る民放の中波放送用送信所は京都放送の久御山ラジオ送信所および彦根ラジオ送信所(NHK大津第一と共用)のみとなる。
送信周波数[編集]
全局中継局のため、コールサインは持たない。
局名 | 周波数 | 空中線電力 |
---|---|---|
朝日放送ラジオ | 1008kHz | 300W |
毎日放送ラジオ | 1179kHz | |
大阪放送 | 1314kHz |
3局共親局と周波数は同一。開局時から全局AMステレオ放送を実施していたが、2009年度末に朝日放送と毎日放送はAMステレオ放送を終了し、ラジオ大阪のみが廃局までステレオ放送を継続した。
関連項目[編集]
注[編集]
- ↑ 京都第1放送の送信所廃止で、ラジオの京都府域のローカルニュースはNHK-FMに一本化した。