国鉄オシ17形客車
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国鉄オシ17形客車は、日本国有鉄道が改造によって登場した客車である。
概要[編集]
遊休化した戦前の3軸ボギー客車の台枠を流用して登場した。車体長20000mm、車体幅2900mmの2軸ボギーの食堂車である。台車は近畿日本鉄道の標準台車であるシュリーレン台車である。国鉄10系客車と同様な外観をしているが、厳密にいえば10系客車のグループではない。日本の食堂車で初めて通路を挟んで4人掛けテーブルを配置し、定員40人とした。ディーゼル発電機によって冷房装置を作動した。近代的な外観であるが、氷冷蔵庫と石炭レンジを搭載した。
運用[編集]
新製後は東海道本線、山陽本線、東北本線の特別急行列車に使用された。それらの電車化 、気動車化の後は急行列車に使用された。北陸トンネル火災事故で石炭レンジの危険性が指摘され、使用停止となり、事故車の2018を除いて廃車、若しくは事業用車に改造された。