国家総動員法
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国家総動員法(こっかそうどういんほう)とは第二次世界大戦中の大日本帝国で成立した法律。
概要[編集]
当時日中戦争が長期化したことに加えイギリス・アメリカなどとの関係悪化や禁輸制裁を受けたことで戦争続行に必要な物資[1]が不足していた。そこで権力を掌握していた軍部が国内の中の物資をすべて軍需産業に使うという法律を制定しようとした。日中戦争の早期解決を目指していた近衛文麿・東条英機などもこの法律を制定することを後押しした。そこで1938年にこの法律が制定。日本は日中戦争や1940年に発生する太平洋戦争などに国内に存在する鉄鉱石・石油・石炭などの資源をすべて陸軍の銃の制作、海軍の潜水艦や戦艦の制作に使用された。国民のブリキのおもちゃなども国家総動員法に基づき徴収されることがあった。