喜里山博之
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喜里山 博之(きりやま ひろゆき、1930年4月7日[1] - 2005年[2])は、経済学者[3]。元・四天王寺国際仏教大学教授。経済哲学専攻[2]。行泉院住職[2]。
経歴[編集]
滋賀県滋賀郡坂本村(現・大津市坂本)生まれ。生家は比叡山延暦寺の里坊・行泉院。1953年大谷大学文学部哲学科(西洋哲学)卒業、1959年立命館大学大学院経済学研究科修了[2]。四天王寺学園女子短期大学教授[1]、四天王寺国際仏教大学短期大学部教授を経て[4]、四天王寺国際仏教大学教授[2]。
2000年3月にドイツ人の仏教研究者ブルーノ・ペツォルトの著作『ゲーテと大乗仏教』の翻訳を叡山学院から刊行した。2004年11月の「ペッツォルト夫妻を記念する会」の発足を主導し、『ゲーテと大乗仏教』の共訳者小嶋昭道とともに同会の発起人となった。同会はブルーノとその妻で音楽家のハンカ・ペツォルトの業績の発掘に取り組んでいる[2]。
日本科学者会議会員[5][6]。「坂本民主診療所健康友の会」会員[7]。2000年4月18日に発表された「国立大学の独立行政法人化反対声明」の賛同者の1人[8]。
梯明秀は『ヘーゲル哲学と資本論』(未來社、1959年)の後書きで「若き友人」として喜里山の名前を挙げている。
著書[編集]
- 『黒田寛一をどうとらえるか』(大久保そりや、高知聰、長崎浩、降旗節雄、富岡裕、成岡庸治共著、芳賀書店、1971年)
- 『地域にねざす社会教育のこころみ』(田畑忍、川端俊英、渡辺久丸共編、文理閣、1984年)
訳書[編集]
- ブルーノ・ペツォルト『比較宗教学への試み――ゲーテと大乗仏教』(小嶋昭道共訳、叡山学院、2000年)
出典[編集]
- ↑ a b 日本学術振興会編『研究者・研究課題総覧 人文・社会科学編 1979年版 人文・社会科学編』日本学術振興会、1979年
- ↑ a b c d e f 西村千惠子「裳立山に眠るドイツ人の夢」関西大学『独逸文学』第51号、2007年3月
- ↑ 本田清春「私の教師としての誇り--地域で生きたこと (小特集・教師の誇り、子どもの誇り)」『教育』第56巻6号、2006年6月
- ↑ 日本学術振興会編『研究者・研究課題総覧 人文・社会科学編 1984年版 社会科学・索引』(日本学術振興会、1984年)、電気・電子情報学術振興財団編『研究者・研究課題総覧 第3分冊 法学・経済学』(紀伊國屋書店、1997年)。
- ↑ 喜里山博之「女子短大における一般教育の問題点 (教育問題(特集)) -- (大学における一般教育)」『日本の科学者』第8巻1号、1973年1月
- ↑ 喜里山博之、田島薫、影山剛、城谷豊、坂東宏治「高木氏勝利判決によせて」『福井の科学者』第49号、1987年7月1日
- ↑ 喜里山博之「日本の風景 琵琶湖 白髭神社大鳥居 歓迎共同組織交流集会御一行様」『いつでも元気』1993年3月号 №16
- ↑ (声明)国立大学の独立行政法人化に反対、教育・研究の公共性を守ろう(2000年4月18日) 日本共産党滋賀県委員会