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商人

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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商人 (しょうにん、あきんど)とは、物を流通させて利益を挙げる個人または法人である。

概要[編集]

他者の作った製品を左から右に流し、販売して利益を挙げることから洋の東西を問わず「卑しい職業」とされた[注 1]
一方で、大きな利益を挙げ、当時の支配階級をも凌ぐ経済力を持ったが、日本の江戸時代には、淀屋辰五郎銭屋五兵衛が支配者層によって処罰されたり、薩摩藩へ融資を行った大坂商人が「二百年年賦」という事実上の債権放棄をさせられた。

現在の第三次産業に繋がる。

迫害・偏見[編集]

ユダヤ教により、豚肉のハムが食べられないユダヤ人商人だが、豚肉のハムセールには(儲けるために)参加するというジョークもある。

士農工商で、商がもっとも下なのは、何も生産せず「卑しい職業」とされたから(武士は支配階級で、農工は物品を生産する、また農民が商人に比べて苦しい生活だったので慰めるため上にあるなどもある)。ただし、近年は士農工商という語自体が、明治維新後の新政府の「四民平等」のスローガンの下の、江戸幕府・徳川への偏った批判だとする説もある。これが徹底されたのは太平洋戦争中の1943年学制改革で、高等商業学校経済専門学校工業経営専門学校に転換させられ、甚だしくは工業専門学校に転換させられた。江戸時代に始まった「士農工商」が完成したのであった。

関連項目[編集]

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  1. 西洋のキリスト教国家ではユダヤ人が担うものとされ、経済力を得る要因となった反面、迫害を生む要因ともなった。