周善
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周 善(しゅう ぜん)は、中国の小説である『三国志演義』の登場人物である。
劇中の活躍[編集]
『三国志演義』第61回で登場する[1]。孫策の時代からの家臣で忠義に厚く度胸があり、張昭が孫権に献策した策略で劉備に嫁いだ孫夫人と息子の阿斗(劉禅)を江東に連れ戻すために使者として荊州に赴く[1]。孫夫人に会うと周善は「母親(呉国太)が危篤」と偽りの密書を見せて孫夫人と阿斗を船で江東に連れ戻そうとした[1]。しかし趙雲に気付かれて追跡され、単身で船に乗り込んできた趙雲に阿斗を奪回され、さらに趙雲の援軍に来た張飛に乗り込まれ、周善は抵抗するが張飛に斬り殺された[1]。
この逸話自体は正史の注釈である趙雲別伝で紹介されているが[1]、周善は架空の人物と思われ、史書にその名は確認できない。