価値観外交とは、第1次安倍内閣以来の自民党政権が採用している外交政策であり、日本と資本主義、法の支配、民主主義、平和主義といった基本的な価値観を共有するG7諸国やヨーロッパ連合諸国、東南アジア諸国、オーストラリア、ニュージーランド、インド、大韓民国、台湾などとの関係を深め、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、ロシアのように、これらの価値観を共有せず、日本にとって脅威となりうる国に対抗することである。代表的な例として、G7やG20の他に、ASEAN+3、TPP、クアッドなどの枠組みが確立された。しかし、価値観を共有しているかどうかで関係を深めるか判断するのは偏狭であるとの批判もある。