伊奈 宗富(いな そうふ、生没年不詳)は、戦国時代の武将。甲斐武田家の家臣。
武田信玄の時代から甲斐武田氏に仕える[1]。信濃伊奈郡出身のため伊奈姓を名乗ったとされるが、水上宗富という記録もあり甲斐水上郷出身で活動の場所が伊奈だったことから伊奈姓になったとする説もある[1]。武田家には諏訪春芳軒宗富という同名の人物がおり、この人物と混同されることもある[1]。武田勝頼の時代も引き続いて仕え、信濃深志城の留守居を務めた[1]。天正10年(1582年)3月の武田征伐では深志城や他で活動がないため、それ以前に死去したものと推測される[1]。