事実婚
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事実婚(じじつこん)とは、夫婦として共同生活をしているが、婚姻届を提出していない夫婦関係のことである。英語ではコモンロー・マリッジ(commonlaw・marriage)という。日本では内縁(ないえん)、内縁関係(ないえんかんけい)、同棲(どうせい)などで知られている。
概要[編集]
婚姻届を出さないライフスタイルを積極的に選ぶ場合を念頭に置くことが多く、婚姻届を提出した場合を法律婚という。事実婚にも「民法の法律婚の規定」、すなわち婚姻費用分担義務、離婚の際の財産分与などが準用され保護されている。ただし、生まれた子は非嫡出子(婚外子)とされ、戸籍上の記載や相続分などで不利益を受けることがあり、国連は平成14年(2002年)の段階で日本に対して数度にわたり差別の撤廃を勧告している。欧米では婚外子の出生割合が高いが、これは事実婚が多いことの反映である[1]。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ 「岩波・女性学事典」(岩波書店。井上輝子ほか。2002年)P171