中西香爾
ナビゲーションに移動
検索に移動
中西 香爾(なかにし こうじ、1925年5月11日 - 2019年3月28日)は、香港生まれの日本の化学者。名古屋大学特別教授。コロンビア大学名誉教授。有機化学の分野、特に生物活性天然有機化合物の分野で高い評価を受けており、円偏光二色性、核オーバーハウザー効果などを構造決定の技術として導入した業績は名高い。イチョウから得られる化合物ギンコライド類やスズメバチの毒成分であるフィラントトキシンの研究などがよく知られている。
略歴[編集]
甥に京都大学名誉教授の中西重忠がいる。平成20年(2008年)にノーベル化学賞を受賞した下村脩は弟弟子にあたり、平成27年(2015年)にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智は高校時代の教え子である。