一柳慧
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一柳 慧(いちやなぎ とし、昭和8年(1933年)2月4日 - 令和4年(2022年)10月7日 )は、日本の作曲家、ピアニスト。父はチェリストの一柳信二。元妻はオノ・ヨーコ。
プロフィール[編集]
略歴[編集]
主要作品[編集]
オペラ [編集]
- 横尾忠則を歌う
- 平泉炎上 (1990年)
- モモ(題材はミヒャエル・エンデ, 1995年)
- モノオペラ『火の遺言』 (1995年)
- 光 (2002年)
- 愛の白夜 (題材は杉原千畝, 2006年)
- 水炎伝説 (2007年)
- ハーメルンの笛吹き男 (2012年)
- 船弁慶
交響曲[編集]
一柳は2021年現在、11作の交響曲と3作の室内交響曲を作曲している。ただし、作曲年代と交響曲のナンバリングはばらばらであることに注意する必要がある。
- 室内交響曲「タイム・カレント」(1986年)
- 室内交響曲第2番「アンダーカレント」(1993年)
- 交響曲「ベルリン連詩」※第38回(1989年)尾高賞受賞
- 交響曲第2番「アンダーカレント」(1997年)
- 交響曲第3番「交信」(1995年)
- 交響曲第4番「甦る記憶の彼方へ」(1994年)
- 交響曲第5番「熟成する時間」−オペラ「モモ」の主題による−(1997年)
- 交響曲第6番「いまから百年のちに」-ソプラノとオーケストラのための-(2001年)
- 交響曲第7番「イシカワ・パラフレーズ」−岩城宏之の追憶に−(2007年)
- 交響曲第8番「リヴェレーション2011」-室内オーケストラのための-
- 交響曲第8番「リヴェレイション2011」-オーケストラのための-(2012年)
- 交響曲第9番 −ディアスポラ−(2014年)
- 交響曲第10番 ─さまざまな想い出の中に─岩城宏之の追憶に ※第65回(2017年)尾高賞受賞
- 交響曲第11番「φύσις(ピュシス)」(2020年サントリーホール委嘱)
協奏曲[編集]
- 光の反映 -打楽器とオーケストラのための-(1980年)
- えんげん〜箏とオーケストラのために(1982/86年)
- ヴァイオリン協奏曲「循環する風景」※第32回(1983年)尾高賞受賞
- 時の輪郭 -打楽器とオーケストラのための-(1984年)
- 存立 -オルガンとオーケストラのための-(1989年)
- 箏協奏曲「始原」(1989年)
- 光の空間 -笙、オンド・マルトノ、オーケストラのための-(1991年)
- コスモス・セレモニー -龍笛、笙、オーケストラのための-(1993年)
- 尺八と弦楽オーケストラのための「共存」(1994年)
- オンド・マルトノとオーケストラのための「共存」(1996年)
- コンチェルタート -ハープと室内オーケストラのための-(2004年)
- マリンバ協奏曲(2012年)
ピアノ協奏曲[編集]
- ピアノとオーケストラのための「空間の記憶」(ピアノ協奏曲第1番)※第30回(1981年)尾高賞受賞
- ピアノ協奏曲第2番「冬の肖像」※第37回(1988年)尾高賞受賞
- ピアノ協奏曲第3番「分水嶺」(1991年)
- ピアノ協奏曲第4番「JAZZ」(2009年、山下洋輔とのコラボレーション)
- ピアノ協奏曲第5番「フィンランド」―左手のための―(2012年)
- ピアノ協奏曲第6番―禅 – ZEN―(2016年)
管弦楽曲[編集]
- アップ・トゥ・デイト・アプローズ -オーケストラ、グループ・サウンズおよびテープのための-(1968年)
- インタースペース -弦楽オーケストラのための-(1987年)(弦楽四重奏曲第2番《インタースペース》終楽章の弦楽オーケストラ編曲版)
- 交響的断章「京都」(1989年)
- 環境からの声(1989年)
- オーケストラのための 「共存」(1997年)
- オーケストラのための「架橋」(2001年)
- ビトゥイーン・スペース・アンド・タイム -室内オーケストラのための-(2001年)
- 音に還る(2002年)
- コンチェルティーノ―Time Revival―(2018-19年)
吹奏楽[編集]
- ナグズヘッドの追憶(2003年)
- Poem Rhythmic for Wind Ensemble(2008年)
室内楽曲・器楽曲(鍵盤楽器曲を除く)[編集]
- 弦楽器のために 第1、第2
- 弦楽四重奏曲1-3番(これらとは別に、1957年に弦楽四重奏曲が書かれている)
- シーンズ I - V
- パガニーニ・パーソナル(マリンバ、ピアノ。マリンバと管弦楽版、岩城宏之編曲による合唱版もある)
- 時の佇い I - IV
- リズム・グラデーション
- オーボエとピアノのための「雲の経」(Cloud Figures)
- 「風の色合い」1980 フルート独奏のために
鍵盤楽器曲(特に明記しない限り、ピアノソロ)[編集]
- ピアノ音楽第1-第7
- ピアノ・メディア
- タイム・シークエンス
- インター・コンツェルト
- イン・メモリー・オブ・ジョン・ケージ
- 雲の表情I、II、III、IV『雲の澪』、V『雲霓(うんげい)』、VI『雲の瀑』、VII『雲の錦』、VIII『久毛波那礼(くもばなれ)』、IX『雲の潮』、X『雲・空間』
- 幻想曲(オルガン)
- 想像の風景
- 2つの存在(2台ピアノ)
- トリオ・ウェブスター(クラリネット、フルート、ピアノ)
合唱曲[編集]
- Extended Voices(合唱、電子音楽)(1967年)
- 児童合唱のための「ヴォイスフィールド」(1973年)
- 子供の十字軍(無伴奏混声合唱)(1983年)
- 鎮魂歌(レクイエム)(1985年)
- 「満月の夜の会話」おたまじゃくし4、5匹(1986年)
- 女声合唱と笙のための「朝の頌歌」(1991年)
- 混声合唱のための「渇望」(1992年)
- 「光のとりで 風の城」(1992年)
- 混声合唱とチェロのための「詩の中の風景」(1994年)
- 空に小鳥がいなくなった日(1995年)
- 混声合唱とフルートのための「魔法としての言葉」(1997年)
- 混声合唱とヴィオラのための「ふるさとの星」
- 無伴奏混声合唱のための「詩の中の風景II」(1998年)
- 「三つのうた」(1999年)
- 混声合唱とピアノのための「ミチザネの讃岐」(2001年)
- 混声合唱のための舞台作品「水炎伝説」(2005年)
- 混声合唱とピアノのための「未来へ」(2008年)
- 混声合唱とピアノのための「特別な朝」(2008年)
電子音楽など[編集]
- 電気メトロノームのための音楽
- パラレル・ミュージック
- 東京1969
映画音楽[編集]
- おとし穴(1962年、勅使河原宏監督)
- 水で書かれた物語(1965年、吉田喜重監督)
- エロス+虐殺(1970年、吉田喜重監督)
- エクスパンション〈拡張〉(1972年、松本俊夫監督)
- 戒厳令(1973年、吉田喜重監督)
- 色即是空(1975年、松本俊夫監督)
- BIG-1物語 王貞治(1977年、吉田喜重監督)
- 純(1980年、横山博人監督)
- ざ・鬼太鼓座(1981年、加藤泰監督)
- 湾岸道路(1984年、東陽一監督)
- 沙耶のいる透視図(1986年、和泉聖治監督)