メイドカフェ
メイドカフェ(英語: Maid cafe)とは、ウエイトレスがメイドさんの格好をした喫茶店である。メイド喫茶(メイドきっさ)とも言う。
ファミレスでもウエイトレスがメイドさんの格好をした店があるが、どこが違うのかと言われると、ウエイトレスと少々お喋りできることである。だがファミレスでもウエイトレスとお喋りできなくもないではないか?と突っ込まれると明確な回答は困難である。
歴史[編集]
かの有名な「お帰りなさいませ、ご主人様♥」という入店あいさつは、実は名古屋のお店「M's Melody」のメイド・中島ひなさんが考案したものであり、秋葉原が発祥ではない。[1]のちに秋葉原に逆輸入されることとなった。それ以前を知る古くからのメイド喫茶ファン、及び働くメイドの中には、この「ご主人様接客」を好まない人も一定数存在している。
そもそも全ての店がこの挨拶をするかというと、そうでもなく、単に「お客さん」として扱うお店のほうが案外多い。もちろん初見の観光客にとってウケがいいのは、「ご主人様」とあいさつしてくれるお店の方である。
良い所[編集]
キャバクラに行ったら奥さんに怒られるが、メイドカフェならばあまり怒られない(と思う)。
キャバクラに奥さんや彼女を連れて行くのは変だが、メイドカフェならば問題なく連れて行ける。女性客も少なくない。
悪い所[編集]
平均して料金が結構高い。山田うどんの5倍くらい掛かる。中にはガールズバーと化したような店もあり、そのような店は普通のメイドカフェよりも金が掛かる。
時間毎にチャージ料を取る店もあり、取らない店と比べるとかなり高くなる。
ウエストレスがメイドの格好である以外に、何か凄いことがあるわけではない。
秋葉原とメイドカフェ[編集]
メイドカフェは秋葉原に多い。勿論、秋葉原以外にもあるが、秋葉原が圧倒的に多い。秋葉原では一つのビルに複数のメイドカフェが入っているなんて普通である。
中央通りを歩くと呼び込みをしているメイドさんがやたらと目に付く。メイド姿で呼び込みをしているのは大抵メイドカフェというよりもメイドリフレや、ガールズバーに近い店である。
ガールズバーに行きたいけど、奥さんに起こられるのが怖い人は、ガールズバーと化したようなメイドカフェに行き「メイドカフェに行っただけだ」と言えば怒られずに済むかもしれないし、済まないかも知れない。
メイドリフレとかJKリフレはメイドカフェとは別物と考えるべきだろう。だがメイドカフェとメイドリフレを合体させたような店もある。
店毎の評価[編集]
以下は、とあるエンペディアン(このサイトの利用者)がさまざまなメイドカフェを訪れてそれぞれ解説・評価したものである。なるべく客観的になるように努めたが、利用者によって評価が変わるのは否定できないものであるから、閲覧者や世間一般の評価と同じであるとは限らないことに注意されたい。
キュアメイドカフェ[編集]
最も古くからあるメイドカフェである。メイドカフェとしては比較的店内は広い。入り口が分かりにくい。なんとガチャポン会館の店内の一番奥にあるエレベーターを使って入店するのである。向かいのめいどりーみんとは正反対の落ち着いた雰囲気のメイドカフェである。
- 格調の高さ:★★★★★
- 店員の接客態度:★★★☆☆
- 雰囲気:★★★☆☆
- 特殊性:★★☆☆☆しかし、エレベーターの位置は特殊である。
- チャージ料:なし
- メイド服:普通でロング
- 料理:★★★★☆
- カーテシー:有るような無いような感じである。カーテシーをするようにあまり指導していないのかも知れない。
- ガールズバー的傾向:微
- その他:メイドさんが楽器の演奏を聞かせてくれる日もある。
- 萌え傾向:弱
シャッツキステ[編集]
「私設図書館」という名目で営業していたメイドカフェ。2020年末に惜しまれつつも閉店。
雑学本が店内に置いてある。チャージ料が掛かるが紅茶は無料である。
イギリス系のメイドカフェなのかドイツ系なのか良くわからない。純イギリス風、又は、純ドイツ風にした方が良いのにと思う。
料理は不味くはないのだが盛り付け方が特殊で、最高に食べにくい。量は軽食程度なので食事に立ち寄るには物足りない。ケチャップで絵を描くようなおふざけは一切ない筋金入りの硬派メイドカフェである。
この店はメイドさんの平均年齢が高い。最高齢のメイドさんは350歳(自称)である。本当の年齢はお察しください。
内装はケチったのか昔風にしたのか不明。メイドさんの教養の高さはアキバのメイドカフェの中では最高レベルである。この店のメイドさんは手が空くと店内の特定の場所に立つので、メイドさんとお喋りしたい人はその近くの席に着くと良い。だが、新米メイドしかいない日は少々は退屈である
萌え萌えした雰囲気を楽しみたい人や、料理で満腹したい人には少々不満かも知れないが、シャッツキステが最高のメイドカフェである。
- 格調の高さ:★★★★★
- 店員の接客態度:★★★★★
- 雰囲気:★★★★☆
- 特殊性:★★★☆☆
- チャージ料:30分500円
- メイド服:普通でロング。常にロングのメイド服であり、浴衣など着ることはない。
- 料理:★★☆☆☆
- その他:この店のメイドさんは比較的大柄で、しかも口が達者である。シャッツキステの店員のようなメイドさんを雇った家は、カカア天下ではなくメイド天下になると思われる。
- カーテシー:有。この店はカーテシーに気合いが入っている。
- ガールズバー的傾向:無
- 萌え傾向:微
NEW TYPE[編集]
女装した美少年が店員である。土日の前や祝日の前は深夜まで営業している。接客態度が女性的な店員と、完全に男の店員とがいる。厨房には腕の良い板さん(最近は見ない)がおり料理はとても旨い。意外なことに女性客が結構多い。
- 格調の高さ:★☆☆☆☆
- 店員の接客態度:★★☆☆☆
- 雰囲気:普通のメイドカフェに初めて行くと、店の女の子は警戒してか常連さんと話してばかりで、あまり話し相手になってくれない傾向がややあるが、ニュータイプのメイドさんは男の娘なので、初めて来た客を警戒せずに話してくれるので退屈しない。特殊な店なので敷居が高い。
- 特殊性:★★★★★。特殊性は最高レベル。
- チャージ料:1時間1500円ワンドリンク付き
- メイド服:メイド服ではなくAKB風の格好をしている。
- 料理:★★★★★
- カーテシー:無。
- ガールズバー的傾向:いやボーイズバーだ。
- 萌え傾向:無
ワンダーパーラーカフェ[編集]
休日は予約がないと入れないほど混雑する。「予約がないと入店できません」と言う割には空いているテーブルが目に付く。予約の受け付け方法に改善が必要である。
トイレの鍵がしっかり掛からなかったが修理された。女性客のためにお察しください用品が用意されており、女性客は無料で利用できる。お察しください用品とは何か?お察しください。
純イギリス風というのは池袋の伝統である。イギリス料理の味はお察しください。メニューにフランス語を使っているところだけは純イギリス風でないが、秋葉原以外では最高レベルのメイドカフェである。
厨房からは、姿を見せずにメイドに指図している者の気配が感じられ、少々不気味である。時々出てきて「経営者の○○です」と挨拶するくらいが良い。
- 格調の高さ:ここより格調の高いメイドカフェは多分ない。
- 店員の接客態度:★★★★★
- 雰囲気:★★★★★
- 特殊性:★★★☆☆
- チャージ料:90分250円
- メイド服:普通でロング
- 料理:★☆☆☆☆
- 動画:https://m.youtube.com/watch?v=ogVzFXTpvgw
- 動画2:https://m.youtube.com/watch?v=94fPFnPLkYo
- カーテシー:有。お辞儀してからカーテシーというのはしつこすぎる。カーテシーだけにした方が西欧風で良い。
- 最も混んでいるメイドカフェはここである。メイドカフェが乱立している秋葉と違い客足が分散しないからのようである。尚、秋葉原と違い、池袋ではメイドカフェのハシゴは難しい。
- ガールズバー的傾向:微
- 萌え傾向:弱
メイリッシュ[編集]
キュアメイドカフェと並ぶ老舗メイドカフェ。
- 格調の高さ:★★★★☆
- 店員の接客態度:★★★★☆
- 雰囲気:★★★☆☆
- 特殊性:★★☆☆☆
- チャージ料:なし
- メイド服:黒くてロングのレティキュール製だが、浴衣を着ている日やハイカラさん姿の日もある。メイド服に飽きた常連客ならば浴衣も良いが、初めて行った日に浴衣では期待外れである。
- 料理:★★★★☆
- カーテシー:カーテシーをするメイドとしないメイドがいる。
- ガールズバー的傾向:弱
- 萌え傾向:弱
夜宴迷宮[編集]
平日の深夜も営業しているメイドカフェバー。常連客は黒っぽい服で入店する傾向がある。空気読めない客と思われたくない人は黒っぽい服を着て行くべきだ。
- 格調の高さ:★★★☆☆
- 店員の接客態度:★★☆☆☆
- 雰囲気:服装に似合わず店員さんはとても陽気である。
- 特殊性:★★★★★
- チャージ料:休日1時間800円。平日2時間800円
- メイド服:ドラキュラというか吸血コウモリ風のメイド服を着ている。ゴスロリ系の一種と思われる。
- 料理:★★★☆☆
- カーテシー:未確認
- ガールズバー的傾向:最強レベル
- 萌え傾向:中
パティスリースワローテイル[編集]
池袋のメイドカフェ(メイドケーキ店)。
- 格調の高さ:★★★★☆
- 店員の接客態度:★★★★☆
- 雰囲気:大きなモニターでアニメを観せつつ音楽を掛けるのは良くない。どちらか片方にするか音楽の音量を下げるべきである。
- 特殊性:★★☆☆☆
- チャージ料:なし
- メイド服:結構綺麗。
- 料理:ケーキとドリンクのみ。
- 補足:何故か店はコスプレショップに変わっていて、同じビルの別の階に執事喫茶が出来ている。
スターライトノベル[編集]
お星さまメイドカフェ。
- 格調の高さ:★★★★☆
- 店員の接客態度:★★★★☆
- 雰囲気:星空のような内装。
- 特殊性:★★★★★
- チャージ料:1時間600円
- メイド服:青。メイド服の美しさはアキバで最高レベル。
- 料理:★★★☆☆
- カーテシー:未確認
- ガールズバー的傾向:大
- 萌え傾向:中
ガールズバー的メイドカフェだが、萌え萌え系のメイドカフェよりもずっと落ち着いた雰囲気の店である。
めいどりーみん[編集]
秋葉原でやたらと看板が目に付く萌え萌え系メイドカフェ。
- 格調の高さ:★★☆☆☆
- 店員の接客態度:★★★☆☆
- 雰囲気:キュアメイドカフェの向かいにも一店舗あるが、キュアメイドカフェと違って賑やかである。
- 特殊性:★★★☆☆
- チャージ料:1時間500円
- メイド服:青
- 料理:★★★☆☆
- 動画:https://m.youtube.com/watch?v=buuNBEBjKs0
- カーテシー:無
- ガールズバー的傾向:中
- 萌え傾向:最強レベル
もののぷ[編集]
戦国時代風メイドカフェ。スターライトノベルと同じビルだが経営者は別のようである。
- 格調の高さ:★☆☆☆☆
- 店員の接客態度:★★☆☆☆
- 雰囲気:★★☆☆☆
- 特殊性:★★★★★
- チャージ料:1時間500両
- メイド服:戦国風メイド服というのは面白いが違和感を感じる。違和感を楽しみたい人にはお勧めである。
- 料理:
- カーテシー:無
- ガールズバー的傾向:大
- 萌え傾向:中
この店では客を「御主人様」や「お嬢様」とは呼ばず、「親方様」や「お姫さま」と呼ぶ。
クラウンティアラ[編集]
スターライトノベルの姉妹店らしい。 その他のデータなし。
ミアカフェ[編集]
データなし
アキドラ[編集]
店員がメイド服のドラッグストア。喫茶店も一緒に営業しているのでメイドカフェの1つである。
ぴなふぉあ[編集]
動画:https://m.youtube.com/watch?v=HSe5ky6LLNw
メニューや料金、服装、内装などは変化し得る。接客態度は当然のことながら同じ店であっても店員によってバラツキがある。
イタカフェ[編集]
ロシアのメイドさんに逢える店。
予算等[編集]
普通の喫茶店よりも、かなり高くなることを覚悟する必要がある。ドリンクや料理も高めだが、それ以外にチャージ料が掛かる場合があることも忘れてはいけない。店のHP上の予算は鵜呑みにしない方が良い。
秋葉原は、歌舞伎町と比べると悪質なボッタクリ店は少ないようである。
その他[編集]
欠点として、「総じてコンセプトが甘い」ことがある。
設定として「大旦那様」や「大奥様」や「メイド頭」がいて、「坊ちゃま」とかとか呼ばれて「叱言(こごと)」を言われるようなカフェはないのか? 若いころの明智小五郎とか金田一耕助とか浅見光彦になりきれるような設定が欲しいところである。お釜帽とテカったセルの袴の上にインバネスをまとって、足袋と草履とかいった格好で入って店員がノッてくれればありがたいのだが。坂田靖子の『村野』なんかもいい。町のメンタルクリニックでカウンセリングを受けると五十分で五千円くらい取られるが、それを考えると同じ金を払って女中に叱られたほうがまだ癒されそうに思う。バカ親に悩まされていると、「大奥様がどれだけ心配されているか …… (涙)」とかお叱言(こごと)を喰らったほうが心も解れようよいうものである。
ロールプレイという治療の手法もあるし、演劇志望の女の子との援助交際と思えばイメクラ通いよりも生産的である。
脚注[編集]
- ↑ 「M's Melody」ほど有力視されてはいないが、秋葉原の「MAID CAFE LAMM」が発祥という説も一応あるにはあるらしい。