ホンドタヌキ

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ホンドタヌキ
分類
動物界
脊索動物門
哺乳綱
食肉目
イヌ科
タヌキ属
ニホンタヌキ
亜種ホンドタヌキ
名称
学名Nyctereutes viverrinus viverrinus
Temminck, 1838
和名ホンドタヌキ (本土狸)
英名Japanese raccoon dog
保全状況


ホンドタヌキとは、ニホンタヌキの亜種である。

形状[編集]

エゾタヌキに似るが、鼻長が長い事や毛がよりフサフサしていない事で、見分けられる。

臼歯は広く、植物を食べるのに適している。

生態[編集]

本州四国九州に分布する。

雑食性で、小型哺乳類よりも果実や昆虫を食べる。エゾタヌキよりも肉食性が弱い。

天敵は野犬と人間。ニホンオオカミもホンドタヌキを捕食していたと思われる。

分類[編集]

ホンドタヌキは、オランダの動物学者であるコンラート・テミンク1838年に「日本動物誌」内で新種記載された。タヌキ属の模式種である。

然し、次第に独立種ではなくタイリクタヌキの亜種と考えられるようになった。

2013年、キムらの研究チームがタイリクタヌキとのDNAの差を発見し、2015年に同チームが形状的な差が報告された事で別種である事とされた[1]

それに伴い、日本のタヌキを「ニホンタヌキ」と呼ぶこと提案され、これまでホンドタヌキのシノニムとされていたエゾタヌキもニホンタヌキの亜種として有効となった。

出典[編集]