陰茎

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陰茎(いんけい)とは、男性についているもの。またの名を「ちんこ」「おちんちん」「ポコチン」「ペニス」「魔羅」「男根」などという。

さまざまな生物についているが、本稿では、特筆しない場合は人間の陰茎を指すこととする。

概要[編集]

生殖のために必要なもの。人間は男性の陰茎と女性によって子を作る。

尿を排出するほか、精子を出す機能がある。

見た目[編集]

女性から見たときにグロテスクに思われてしまうような見た目ではあるが、(生物的性において)すべての男性[1]の股間についているものであり、見た目は必ずしも一緒とは限らない。

  • 合いや形状、長さ、太さなどには個人差がある。
  • 場所は下腹部からぶら下がっている睾丸の上部から突出しており、陰毛は根っこ部分に生えている。
  • 形状は長い竿の上部に包皮に覆われている・場合によっては覆われていない、少しのふくらみを持つ亀頭があり、下方部に突出している。(非勃起時)
  • さらに長くなった竿の上部に、膨らみ過ぎて包皮内から丸出しになってしまった亀頭があり、上方部に向かい突出している。(勃起時)
  • 興味深い色に関しては実に個人差があるものの、ほとんどの男性は灰色混じりの薄茶色、焦げ茶色、中には真っ黒の物もある。
  • 女性に理想的に思われるペニスの色も、上記の色に一致している。
  • しかし大半の女性が、薄ピンクなどといった薄めの色のペニスを嫌い、男らしさのある濃い色のペニスを好むというアンケート結果を出している。

文化[編集]

陰茎は着衣状態では露出していないことが前提となるが、それでも男性性の象徴として、更には文化的な様々な意味付けにもより、シンボル的な扱われ方をする。この中で直接的に陰茎そのものを扱うのではなく、一種の偶像として陰茎の模型を作り、これを扱う文化形態も見られる。

こういった文化では、信仰の形態としては民俗学の範疇で「男根信仰」ないし「陽物崇拝」と呼ばれる。

その一方、大衆文化において極めて通俗的な事柄の範疇にしばしば陰茎にまつわる事物も見出せ、それらは性にまつわる文化のみならず、多岐にわたる。

文学上での表現[編集]

石原慎太郎は『太陽の季節』において、陰茎で障子紙を突き破らせている。

また太宰治は『人間失格』においては、陰茎自体を「オチンボ」と書き、大江健三郎は「セクス」と表現していた。

脚注[編集]

  1. ただし一部の障がい者や病気によって摘出した者など一部を除く。

関連項目[編集]