フライデーナイトJリーグ
フライデーナイトJリーグ(フライデーナイトジェイリーグ)は、Jリーグが行っている金曜日の試合の別称であり、金J(きんジェイ)とも呼ばれる。タイトルパートナーの明治安田生命と合わせて「明治安田生命フライデーナイトJリーグ」が呼称である[1]。
概要[編集]
Jリーグの試合は原則土日祝日に組まれるが、金曜日に開催する事で他の試合との被りを避けて試合の注目度を挙げるのが目的である[2]。また、週末に用事のある人がスタジアムでの試合観戦の機会を得られにくくなってしまうことの対策ともなっている。
2018年から、JリーグのオフィシャルブロードキャスティングパートナーであるDAZNの協力の元、J1リーグのうち年間10試合強をフライデーナイトJリーグとして金曜日の夜に開催している。
この試合では著名な芸能人を試合に招きショーを行ったり、記念グッズや来場者プレゼントや実施して新規層を開拓するのも特徴であり、デートや仕事帰り、学校帰りの人に気軽にスタジアムに来てほしい狙いもある。ロゴも金色で『FRIDAY NIGHT J.LEAGUE』と差別化されていて、ソーシャルメディア上では「#金J」のタグが用いられる。
試合数[編集]
2018年はJリーグ25年の歴史で初めて金曜開催でシーズンが開幕、以降毎年金曜日に開幕戦が行われるのが通例となった[3]。
開幕戦[編集]
本企画が行われるようになった2018年から、第1節のうち1試合が金曜日の夜に開催されている。この場合、その試合がそのシーズンのJリーグのオープニングマッチ (開幕戦) となる。
年度 | ホーム | 結果 | アウェイ | レポート | 備考 | 試合数 |
---|---|---|---|---|---|---|
2018年 | サガン鳥栖 | 1 - 1 | ヴィッセル神戸 | 公式記録 | 開始直後と終了直前にゴール | 15[4] |
2019年 | セレッソ大阪 | 1 - 0 | ヴィッセル神戸 | 公式記録 | イニエスタ、ビジャ、ポドルスキ同時先発 | 24[5] |
2020年 | 湘南ベルマーレ | 2 - 3 | 浦和レッズ | 公式記録 | ゴールラッシュ | |
2021年 | 川崎フロンターレ | 2 - 0 | 横浜F・マリノス | 公式記録 | 神奈川ダービー | 9[7] |
2022年 | 川崎フロンターレ | 1 - 0 | FC東京 | 公式記録 | 多摩川クラシコ | 11[8] |
2023年 | 川崎フロンターレ | 1 - 2 | 横浜F・マリノス | 公式記録 | 神奈川ダービー 川崎F10年ぶりの開幕戦黒星 | 10[9] |
2018年はサガン鳥栖とヴィッセル神戸のカードがオープニングマッチとなった。試合は1対1で引き分けている。
翌2019年はセレッソ大阪とヴィッセル神戸の阪神ダービーで開幕した。ホームチームのセレッソ大阪は「史上最大級の開幕戦」と銘打ち、選手入場など演出が盛大に行われた。試合は1対0でセレッソ大阪が勝利した。
2020年は湘南ベルマーレと浦和レッズが対戦。選手入場時には場外で花火が打ち上げられた。またリーグ戦でビデオ・アシスタント・レフェリー (VAR) が導入された初めての試合となり、湘南にPKが与えられるもそれを外すという展開も見られた。試合は2対3で浦和レッズが勝利した。なお、同年の本企画は新型コロナウイルスの影響で開幕戦1試合だけとなった。
2021年は前年のJ1優勝である川崎フロンターレと、前々年のJ1優勝である横浜F・マリノスが対戦。対戦カードが前年と前々年の優勝チーム同士となるのは史上初のことであった。試合は家長昭博が2ゴールを決め、そのまま2対0で川崎フロンターレが勝利した。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ↑ “明治安田生命とのタイトルパートナー契約更新について”. 2022年12月25日確認。
- ↑ “週末にサッカー観戦ができないすべての人へ。”. 2022年12月25日確認。
- ↑ “Jリーグ開幕から25周年! “金J”が新たにスタート”. 2022年12月25日確認。
- ↑ “特設ページ”. 2022年12月25日確認。
- ↑ “特設ページ”. 2022年12月25日確認。
- ↑ 12試合開催予定だったがコロナ禍で開幕戦のみに
- ↑ “特設ページ”. 2023年2月13日確認。
- ↑ “特設ページ”. 2022年12月25日確認。
- ↑ キックオフ時間が確定している第25節までの分(AFCチャンピオンズリーグ2023の日程の都合による追加、また第26節以後も追加開催となる可能性がある)。第13節のF東京vs川崎は「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」として開催。(記事)