パトリオット

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パトリオットとは、アメリカのレイセオン社が世界的に販売している地対空ミサイルシステムの一つである。

概要[編集]

当初はアメリカ陸軍向けに開発された。陸軍といえば戦車、戦車の天敵といえば対戦車ヘリコプター攻撃機などの空の脅威である。つまり当初はアメリカ陸軍の自衛用の対空兵器の一つである。

近年では各国のミサイル防衛システムに組み込まれており、ICBMのような弾道ミサイル迎撃の最終段階を担う重要な存在となっている。

空軍から見たパトリオット[編集]

天敵である。最新鋭の戦闘機もあっさり撃墜されてしまい、接近禁止命令が出されている事もある。

パトリオットは車載されたミサイルであり、迎撃態勢を取るには停車せざるを得ない。そのため、移動中なら狙えるとされるが、パトリオットを2組使い、片方が迎撃態勢中にその射程圏内でもう片方が移動して迎撃態勢を取り、こうして1組ごとかわるがわる移動する事で隙を無くす運用方法が取られている[1]

ワイルド・ウィーゼルで対抗するという手段はある。

日本にて[編集]

もともと自衛用の兵器となるため、日本自衛隊とは相性が良い。複数台が導入されており、航空自衛隊が運用している。

課題[編集]

ドローンの迎撃にも使用された事があるが、費用対効果が悪い上に、あまりにもオーバーキル過ぎる点が問題となった[2]

これを期に対ドローン用の兵器が発展する事になった。

脚注[編集]

  1. 火器だけに書き忘れていたが、これは大戦略という戦略ゲーム上での運用方法の一つであり、実際の運用方法をスパイした訳ではありませんのであしからず。
  2. 2万円のドローンを1発3億円のパトリオットミサイルで撃墜”. GIGAZINE (2017年3月23日). 2019年1月8日確認。

関連項目[編集]