パスタ

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パスタイタリア語: pasta)とは、主にイタリア料理で使われる麺類の一種うどんそばのように細長いものからマカロニのような短く中空のもの、ラザニアのように平たい板状に整形されたものも含まれる。

概要[編集]

デュラム小麦(小麦の品種のひとつ)のセモリナ(粗挽き粉)となどで練った生地で作られ、柔らかい生の生地(生パスタ)や乾燥させた生地(乾燥パスタ)で流通するのが一般的。パスタは大きく2種類に分けられ、スパゲッティフィットチーネのようなロングパスタ(英語では「ヌードル」に分類される)と、ペンネやマカロニのようなショートパスタである。そのほかのものとして、ラザニアのような板状のものやニョッキのような団子状のものなどがある。クスクスは材料は同じだが、蒸すなどして加熱してから何晏僧する粒状のものであり、イタリアにおけるパスタ料理とは別の扱いとする立場もある。
日本でのパスタは「マカロニ類」に含まれ、原材料にデュラム小麦のセモリナか小麦粉と水を加えて練り合わせるなどしたもので、最終的な形状により「マカロニ」「スパゲッティ」「バーミセリ」「ヌードル」の4つに分類される。マカロニは2.5mm以上の太さの管状、スパゲッティは1.2mm以上2.5mm以下の棒状または管状などと定義されているが、バーミセリやヌードルもロングパスタに含めてスパゲッティとすることもある。

パスタの種類[編集]

スパゲッティ(spaghetti)[編集]

日本において一般的な麺状のパスタ(ロングパスタ)である。

フェットゥッチーネ(fettuccine)[編集]

平たいきしめんのようなパスタ。生パスタとしてもよく販売されている。スパゲッティよりソースを絡めやすいため、カルボナーラなど濃い味のパスタによく合う。

マカロニ(macaroni)[編集]

グラタンやサラダなどでおなじみの筒状のショートパスタ。サラダ用として3分程度で茹で上がるものも売られている。 マカロニのうち、端を斜めにカットしたものはペン先に似ているので「ペンネ(penne)」と呼ぶ。外周にスリットがあるものは「リガトーニ(Rigatoni)」と呼ぶ。大型の物はもちもちした食感が美味しい。

クスクス[編集]

北アフリカ発祥であり、イタリア料理では用いない。これをパスタに含めていいのかについては議論がある。他のパスタは加熱はしていないが、クスクスはいちど加熱したのちに製品化しているので、「干飯」や「アルファ米」的な存在なればなり。
粉状のパスタであり、いちど加熱してある。そのため茹でるのではなく、熱湯をかけ、ある程度柔らかくなってから煮て食べる。スープなど絡めて食べたりする。

関連項目[編集]