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ニホンツキノワグマ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ニホンツキノワグマ
分類
食肉目
クマ科
クマ属
ツキノワグマ
亜種 ニホンツキノワグマ
名称
学名 Ursus thibetanus japonicus
Schlegel, 1857
和名 ニホンツキノワグマ
ニッポンツキノワグマ
英名 Japanese black bear

ニホンツキノワグマとは、日本に分布するツキノワグマの亜種である。

概要[編集]

体長は110~130cmで、体重は40~130kg 。

首元に半月状の白い模様があり、名前の由来になっている。

生態[編集]

下北半島以南の本州四国に分布する。九州では2012年に絶滅宣言が出されており、北海道にはエゾヒグマが生息している。

8月頃から冬ごもりに備え、たくさん食べるようになる。

1月から2月に岩穴や樹洞で冬ごもりをし、メスは冬ごもり中に出産する。

普通は1産2仔で、子育て期間は2年ほど。

食性[編集]

植物性が強い雑食性で、主に果実を食べる。

夏季は動物食性が強くなり、蜂や蟻を食べる[1]

秋は栗やミズナラなどの堅果類を食べる。

人間との関係[編集]

金太郎に出てくるクマは、ニホンツキノワグマである。

開発により数が減っており、四国のものは特に減少している。

九州では、1941年以降、確実な生息確認が出来ていない。環境省RD上では「絶滅の恐れのある個体群」として九州産個体が掲載されていたが、2012年に絶滅したとして削除された。

然しながら、目撃情報上がっており、調査も何回も行われているが、2024年現在でも生息確認が出来ていない。

脚注[編集]

  1. 橋本幸彦、高槻成紀「ツキノワグマの食性: 総説」、『哺乳類科学』第37巻第1号、日本哺乳類学会、1997年、 1-19頁。