ナックルボール
ナビゲーションに移動
検索に移動
ナックルボールとは、野球における無回転で予測不能の変化をする変化球のことである。揺れながら大きく曲がる同系球種としてナックルカーブも存在するが、両者は握りが似ているだけの別球種である。
通常、投手の投げたボールには必然的に強い回転がかかるが、ナックルは意図的に回転を殺すため、(ほぼ)無回転である。握り方は投手により多少の差があるが、5本の爪でボールをしっかりと握るのが基本である。ナックルボールの起源はあまりはっきりしておらず、1908年にシカゴ・ホワイトソックス所属のエディ・シーコットが初めて投げた、1912年デトロイト・タイガースのエド・サマーズだ、などの説がある。
近年の野球界での使用状況[編集]
習得が非常に難しく、自在に使いこなすには相当な時間を要するため、プロ・アマ通じて使い手は少ない。だが母体数の少なさ故、扱いに慣れれば大きな武器になり得るのもまた事実である。
実際にMLBのニューヨーク・メッツ、トロント・ブルージェイズ等でプレーしたロバート・アラン・ディッキーは球界屈指のナックルボーラーとして知られ、2012年にはサイ・ヤング賞・最多奪三振のタイトルを獲得している。
日本では、ジャレッド・フェルナンデスが生粋のナックルボーラーとして来日した。
関連項目[編集]
変化球の一覧 |