フォーク (変化球)
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フォーク(ふぉーく)とは、野球の変化球の一種。俗にフォークボールとも言われる。
概要[編集]
ボールを挟んで投げるのが特徴。浅く握るとスプリットと呼ばれ、深く挟めば挟むほど回転数は落ちるので落差も大きくなる。ただ、制球が難しいので度々暴投が起きやすい。
1919年頃にバレット・ジョー・ブッシュが開発し、日米野球で天知俊一に伝わった。天知は同僚にナックルを教えていた杉下茂に手が大きいとの理由からフォークを習得させた。
杉下がフォークを習得すると瞬く間に有名となったが、杉下自身は「ごまかしのボール」として快く思っておらず「せいぜい川上哲治に使うだけで1試合4、5球しか投げなかった」と語っている。
大魔神と言われた佐々木主浩のようにスライダー回転のフォークとシュート回転のフォークを持つ投手もいれば、精密機械と言われた上原浩治や「ザトペック投法」として有名な村山実のように大小2つのフォークボールを持つ投手も存在する。しかし、上原は自身のYouTubeチャンネルで「スライダー回転のフォークは投げられたが、どれだけ練習してもシュート回転のフォークは覚えられなかった。」と語っている。
メジャーリーグではフォークは故障のリスクが高いため敬遠されがちだが、桑田真澄は故障のリスクが高いのはスライダーであると否定している。
使い手[編集]
- 杉下茂 - フォークボールの神様と言われた。
- 佐々木主浩 - 速球と2種類のフォークを武器に活躍。
- 斉藤和巳 - 高速フォークを武器に通算勝率.775
- 千賀滉大 - 落差の大きいフォークで「お化けフォーク」と言われる。
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