ナガブナ

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ナガブナ(長鮒,Carassius buergeri subsp.1)とは、コイ目コイ科に属するフナの一種である。諏訪湖では「アカブナ(赤鮒)」と呼ばれる。

形状[編集]

見た目はギンブナに似ているが、背鰭の基礎はやや長い。

体高は低い。鰓耙数は45~53。

生態[編集]

北海道中部地方以西の本州に分布する。

諏訪湖では、ナガブナの雌雄比が均しいが、北海道では殆どが雌であり、雄は少ない。

分類[編集]

ナガブナは、Carassius buergeriの亜種とされる。

諏訪湖の個体の染色体は、100である。排列状態や形態はニゴロブナと一致する[1]

北海道産ナガブナの染色体は、152~158の間で、3倍数のギンブナに一致する[1]

出典[編集]

  1. a b 小林 弘、越智尚子、竹内 直政「フナ属魚類の染色体の比較研究 (続報): 特にニゴロブナ, ナガブナ, ギンブナについて」、『魚類学雑誌』第20巻第1号、日本魚類学会、1973年、 7-12頁、 doi:10.11369/jji1950.20.7