シマウマ
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シマウマ | |
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分類 | |
目 | 奇蹄目 |
科 | ウマ科 |
属 | ウマ属 |
亜属 | シマウマ亜属 |
名称 | |
学名 | Hippotigris C. H. Smith, 1841 |
和名 | シマウマ (縞馬・斑馬・斑驢) |
英名 | Zebra (英:/ˈziːbrəz/、米:/ˈzɛbrəz, ˈziː-/) |
保全状況 |
シマウマとは、奇蹄目ウマ科の内、シマウマ亜属に属する種の総称である。「マダラウマ」という異名もある。
形状[編集]
体長は2~3m、肩高1m、体重は200~450kg[1]。
尾の先端の毛が長い。首が太くがんじょう。たてがみは立っている。
比較的、頭部が大きい。前足には小判形の毛が無い部分があるが後ろ足にはない。
馬よりもロバに近く、体型・鳴声などロバに似る。
縞[編集]
シマウマには、白または淡黄褐色の地に黒い縞がある。
縞は個体や種類により太さ違ったり、腹部下面や四肢に縞があったりなかったりするなどの違いはある。クアッガはしまが首から上にしかなかった。
また縞は毛皮だけではなく、皮膚にもついている。
なぜシマウマには縞模様があるのかは、少なくとも19世紀から生物学者の間で議論されてきた。仮説としては以下のものがある[2]。
- ライオンやハイエナが活発に狩りを行う夜間において、特に優れたカモフラージュとなる説
- 目の錯覚を使ってカムフラージュするため説
- 縞模様には熱を放射する効果があり、体温が上がりすぎないようにするため説
- 遠くからでも仲間のシマウマを見分けるため説
- 吸血性のハエを避けるため説
最後のハエを避けるため説が有力とされている。
生態[編集]
アフリカ大陸の東部から南部に生息する。数十頭から数千頭の群れで生活する。群れには、レイヨウやダチョウなどが混ざっている。
群れは、オスのリーダーが1頭と、複数の雌と子で構成される。雄同士が集まって群れになることもある。群れがさらに集まり巨大な群れになることも多い。
種類[編集]
+は付いているのは絶滅した(亜)種。
- グレビーシマウマ Equus grevyi
- サバンナシマウマ Equus quagga
- †クアッガ Equus quagga quagga
- バーチェルサバンナシマウマ Equus quagga burchellii
- グラントシマウマ Equus quagga boehmi
- セロウスシマウマ Equus quagga borensis
- チャップマンシマウマ Equus quagga chapmani
- クロウシェイズシマウマ Equus quagga crawshay
- Equus quagga selousi
- ヤマシマウマ Equus zebra
- ケープヤマシマウマ Equus zebra zebra
- ハートマンヤマシマウマ Equus zebra hartmannae
- †Equus koobiforensis
- †Saharan zebra Equus mauritanicus
- †Olduvai zebra Equus oldowayensis
脚注[編集]
- 出典
- ↑ a b “シマウマ”. ナショナル ジオグラフィック日本版サイト (2020年8月4日). 2022年8月10日確認。
- ↑ Christine Dell'Amore (2015年1月20日). “気温とシマウマの縞模様の意外な関係”. natgeo.nikkeibp.co.jp 2022年4月30日閲覧。