グリーンマックス

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グリーンマック製キット車輛と完成品。線路はトミックス。グリーンマック製の車両は緑色のケースに収められていた。

創る楽しみいっぱい

株式会社グリーンマックス は日本の鉄道模型製作、販売を行う企業である。

概要[編集]

鉄道模型Nゲージを主力製品とし、車両だけでなくレイアウト製作に必要なストラクチャー類も多く手掛ける。車両・ストラクチャーともに接着剤を使用して組み立てるキット形式の製品が多い。他社の完成品で販売されていない製品が多いが、車両に関しては次々と他社から販売されて影が薄くなった。説明書どおり組み立てると余るパーツがあるが、それらを用いて改造することもでき、説明書にも改造したり、自作への推奨が記載されている。無塗装で販売されるものが主力であり、そういったものはユーザーが塗装を行うが、それに必要な塗料も同社が製品化している。

現状[編集]

2000年代以降は塗装済みキットや組み立てに接着剤を用いない車体一体成型塗装済みキットや完成品も手掛けるようになった。その多くは大手私鉄の車両である。しかし完成品は同業他社の製品と比較すると値段が高い。

2010年代後半から動力ユニットにコアレスモータを採用した製品が発売され始め、既存の製品の動力ユニットも順次コアレスモータタイプへと変更されている。既存製品を購入済みのユーザーや組み立てキットのユーザー向けにコアレスタイプの動力ユニットも分売されている。分売されているユニットは取り付ける車両に合わせて台車枠パーツを交換する。

建物については古くから存在するものを模型化していたが、関水金属トミーテックから重複する製品が登場し、一時期影が薄くなったが、これらの製品が生産休止となったために再び息を吹き返した。

カタログ[編集]

1980年代まで販売されていたカタログは、単なる自社の商品の紹介のみならず、レイアウト製作の心得など「よみもの」としての扱いも多かった。

車両の水タンク[編集]

便所に流す水をためる水タンクは空気ブレーキの採用に伴い、それまでの屋根上から床下に変更された。当初は馬蹄形であったが、電池箱に挟まれた直方体に改められた。軽量客車では軽金属製となり、三等寝台車では寝台側とは反対側に設置された。

建物[編集]

戦前に作られた官庁や学校は中央に時計塔を起き、左右対称の見る者に対して権威を見せつけるものであった。

昭和30年代の急行停車駅前[編集]

貨物ホームには農業協同組合倉庫がある。この町唯一の本格的西洋建築は地方銀行の支店であり、パルテノン神殿のようなエンタシスの柱が目立つ。一方、商店は看板建築で、大正時代大工が見様見真似で作ったものである。小学校は校舎は戦前に作られた木造建築であるが、体育館プールが作られた。

直営店[編集]

自社製品の販売を行う直営店が東京都名古屋市大阪市にある。

関連項目[編集]