カツ丼
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カツ丼(カツどん)とは、和食のサブカテゴリーの丼物のひとつである。
概要[編集]
基本はご飯と豚カツを卵でとじた料理を指すが、ソースカツ丼などの変種もある。
伊万里焼の蓋付きの丼で供されるものもあるが、立食い蕎麦屋のセットメニューのミニカツ丼だと蓋なしの場合が多い。
地方性があり、関東では玉締めが一般的であり、関西では「煮カツ丼」とも呼ばれる。ご飯を別盛りにする「煮カツ定食」「カツ丼の分かれ」なとと呼ばれるスタイルもある。おひたしや味噌汁がつく場合もあり、これに冷奴とビールというのは昭和マンガにおける大衆食堂の定番のスタイルで、白黒テレビで読売巨人軍と阪神タイガース戦の中継というのもありがちである。確かに不足しがちな野菜を足し、ときおり口直しに冷奴などというのはバランスもよい。
また、マンガやアニメなどでは、「大食いキャラ」が食堂や町の定食屋などで「ロースカツ丼大盛り」を注文するのがお約束となっている。いわゆる三大栄養素が豊富であるからである。
大阪ではカツといえばビフカツだが、関東で一般的な豚肉のカツ丼が「カツ丼」、これとは別に「ビフカツ丼」を出す店もある。
ジェシカ・クーパー編『人類学者のクッキングブック』では、石毛直道が日本を代表する料理として紹介している。
かつては海外で有名な日本の料理としては「寿司・天麩羅・スキヤキ」だったが、いまや「カレー・ラーメン・カツ丼」といった大衆食にシフトしつつある。
異種[編集]
その他[編集]
警察署にご厄介になると出される定番料理であるが、あれは警察署から帰るときに代金を全額請求される(すなわち自弁である)ので無料ではない。利益供与になってしまうからである。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- ジェシカ・クーパー編/石毛直道・山下諭一訳『人類学者のクッキングブック』(平凡社 1983)
関連作品[編集]
- 原宏一『かつどん協議会』 (集英社文庫)