オオムラサキ
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オオムラサキとは、鱗翅目タテハチョウ科のチョウである。日本の国蝶である。
形状[編集]
翅を広げると、オスは平均50mm、メスは65mm。
森林の樹冠上層部に多く生息し、餌や塩分を補給したりするためだけに降りてくる。幼虫の食草は榎、エゾエノキであるが、榎は落葉樹なので幼虫は落ち葉のなかで越冬するため、寒冷期に落ち葉を掃除してしまうと世代が絶えてしまう。
生態[編集]
日本国内では、北海道南部、本州、四国、九州に分布する。沖縄県には分布しない。
国外では、朝鮮半島、中国、台湾北部、ベトナム北部に生息する。
分類[編集]
本種は、William Chapman Hewitsonにより記載された。
属名は、佐々木忠次郎への献名である。
亜種[編集]
- 日本亜種 Sasakia charonda charonda (Hewitson, 1863)
- 朝鮮半島亜種 Sasakia charonda coreana Leech,1887
- 台湾亜種 Sasakia charonda formosana Shirôzu, 1963
- ベトナム亜種 Sasakia charonda yunnanensis Fruhstorfer,1913