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オオグソクムシ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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オオグソクムシ
分類
動物界
節足動物門
軟甲綱
等脚目
亜目 ウオノエ亜目
上科 ウオノエ上科
スナホリムシ科
オオグソクムシ属
オオグソクムシ
名称
学名 Bathynomus doederleini
Ortmann, 1894
和名 オオグソクムシ (大具足虫)
英名 Giant isopod

オオグソクムシとは、等脚目スナホリムシ科に属する深海生物である。

形状[編集]

体長は10~15cmほどであり、日本最大の等脚類である。

甲冑を着ているような見た目であるため「グソクムシ」と呼ばれる。

生態[編集]

海底に沈んだ生物の死骸を食べ、「深海の掃除屋」と呼ばれる。

駿河湾~台湾の大陸棚と斜面、水深100〜680mに巣穴を掘り生息する。タイプ産地は江の島フィリピンからも報告がある。

ダンゴムシのように完全には丸くならない。

強力な爪で獲物にしがみつき、ギザギザした歯が付いた大顎で食べる。

人間との関係[編集]

よく水族館で飼育されている。

味は甲殻類に似た味で美味である。一部地域では煎餅等に加工し販売されている。

静岡県焼津市は、ふるさと納税の返礼品としてオオグソクムシを採用している。

家庭でも飼育可能であり、冷蔵庫内で飼育されることが多い。