アルマダ海戦

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アルマダ海戦(あるまだかいせん)とは、1588年スペインイギリスの間で発生した戦争である。

名称について[編集]

「アルマダの海戦」、「アルマダの戦い」、あるいは「スペインの無敵艦隊がイギリスに破れる」と記載されることもある。

発生までの経緯[編集]

レコンキスタによって国土統一を果たしたスペインはさらにヨーロッパを飛び出し、アメリカ大陸やアジア諸国との貿易で富を蓄え、大いに繁栄した。1571年にはレパントの海戦オスマン帝国を破り、地中海の覇権をも手に入れ、ヨーロッパ最強の国家となった。一方、カトリックのスペインにとって、イギリス国教会のイギリスやプロテスタントオランダは敵であり、従わせるべき国家であるが、これらの国はスペインを敵視しており、スペインの商船に対して海賊行為を行っていた。スペインの大使はイギリスのエリザベス女王海賊の取り締まりを要望していたが、エリザベス女王は海賊を援助していたことがわかり、スペインはイギリスに懲罰の軍隊を送ることにした。これがアルマダ海戦の発端であった。

スペインの出帆[編集]

スペインはイギリス上陸のために軍艦に重砲を積み、陸軍の兵士を多数乗船させていた。このため船足が遅く、さらにスペイン各地から軍艦を集めたためその集合に手間取った。このためビスケットの焼き締めの回数が不足したためと、水を入れる樽の水洗いをしっかりしなかったためにビスケットと水が傷み始め、後に食料不足に陥る状況となった。

戦闘開始[編集]

スペインの軍艦は船脚が遅かったのに対してイギリスの軍艦は小型で船脚が早く、スペイン船に攻撃を行うと、すぐに逃げていった。スペインはイギリスに敗れたが、海戦よりもそのあとに遭遇した暴風雨によって被った損害が大きかった。