霧島山
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霧島山(きりしまやま)は、宮崎県と鹿児島県の県境にある火山群の総称。最高峰の韓国岳(1,700メートル)を始めとして高千穂峰(1,574メートル)、新燃岳(1,421メートル)など大小22の火山から成る。
古代においては天孫降臨の舞台とされ、9世紀編纂の続日本書紀などにも霧島山の名が見える。高千穂峰の山頂には天孫降臨に関係する神器として天逆鉾(あめのさかほこ)が屹立している。
概要[編集]
南九州最大の山。韓国岳の凸高は1387mで、九州では九重山、雲仙岳に次いで3位[1]。川内川、天降川、大淀川の分水界となっている。
新燃岳[編集]
1716年(正徳6年/享保元年)新燃岳が噴火、火砕流により死者5名、負傷者31名、焼失家屋600余棟、山林・田畑・牛馬に被害を出した。
翌年の1717年(享保2年)2月には火砕流が火口から約2km程度流下したことが確認されている。
この山は2011年(平成23年)2月1日にも宮崎県周辺家屋に損害を出しており、この日4回目の爆発的噴火により宮崎県日南市、都城市付近まで降灰、交通・空路に影響が出た。爆発による空振(衝撃波)により軽傷者1名、噴石などによりガラス・太陽光パネル破損945件、火山灰の噴出量は2,400万トンに及ぶと推定されている。
その後山頂には溶岩ドームが生成され、また火砕流や溶岩流の流下が観測された。これを受けて気象庁による噴火警戒レベルは「3」に引き上げられ、入山規制が発生した。なお、この噴火活動は5年を経過した2016年現在も活動が続いている。
参考文献[編集]
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