YouTube

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YouTube(ユーチューブ)は、世界最大の動画共有サイト。本社はアメリカ合衆国カリフォルニア州

歴史[編集]

2005年スティーブ・チェンチャド・ハーリージョード・カリムらによってセコイア・キャピタルの融資で創業された。2006年Googleにより子会社化され、創業者らはYouTubeを手放した。2016年時点では世界最大の動画共有サイトとなっており、総登録者数は10億人を超える。

最初の動画は2005年4月23日、サイトの設立者のひとりが動物園で話すおよそ20秒の「ミー・アット・ザ・ズー」という動画であった。

YouTubeに動画を投稿する人や、動画を投稿しそこに広告をつけることで収入を得る人のことをYouTuberという。

機能[編集]

登録/ログイン[編集]

ユーザー登録は任意であり、Google+アカウントでのログインも可能である。登録者は動画の投稿、他者の動画に評価・コメントをすることができるほか、ユーザーログイン後の機能として「後で見る」「高く評価した動画」などの過去の自己行動結果の一覧を見ることが出来る。

ブラウザのブックマーク機能を使用したり、WEBその他のページに貼付されたyoutube動画を閲覧するだけの用途ならユーザー登録やログインの必要はない。

チャンネル[編集]

ユーザー登録がチャンネル作成と同義である。

またチャンネル作成後に可能な機能である「YouTubeパートナー」に登録した者は、再生数と広告クリック数に応じて収益を得ることができる(再生数÷20が現在の相場、つまり、1再生あたり0.05円程度)。現在は1年間の総再生時間4000時間とチャンネル登録者500人以上ではないと受けられない。チャンネル登録者は2023年までは1000人であった。(詳しくは、YouTuberの広告収入を参照。)

編集[編集]

動画を投稿するとき小規模な編集ができる。

動画の指定位置の変更[編集]

YouTube動画の指定位置を先頭(一番最初)に移動する場合、パソコンには自動的なやり方があり、先に動画の指定位置を押してから、キーボードの「0」キーを押す。これにより、一瞬で先頭に移動することができ、操作が楽になる。ただし、スマホではできない。

音楽[編集]

音楽ディストリビューションから配信される音楽は、YouTube Musicと通常のYouTubeで再生可能で収益が入る。メーカーによっては公式アーティストチャンネルに設定可能で♪マークが付く。

アップロード制限[編集]

著作権[編集]

音源[編集]

YouTube本社があるアメリカ合衆国著作権法に従っており、動画なら何でもうpって良いというものではない。

分かりやすい例で挙げると「 アメリカ合衆国の音楽著作権法は日本と違って親告罪ではない 」ため、音楽家が販売している楽曲を使用した動画を音楽家ではない別の人物がアップロードした場合、音楽家がYouTubeに著作権侵害申し立てを行わなくとも「 再生可能だが、音源が無音化され映像だけが残った動画(動画のうち明らかに違法である音楽だけ抹消除去) 」として処理されることがある。これは基本的に自動化されており人力処理ではない。

映像[編集]

映像の使用許諾はそれぞれで異なるため、各動画に必ず付記されている通報ボタンで違法性を通報することが出来る。

これは原著作者本人であれば違反通報して遅くとも1週間程度で削除されるが、そうでなく単なる第三者通報の場合は確認処理が遅れる傾向があるようだ。

摘発例[編集]

  • 2018年9月にカラオケ動画を配信している男が送検された。

その他制限[編集]

アップロード者が登録している国家の法律に準拠する制限がユーザーには課せられている。

例えば日本国在住のユーザーがアップする無修正エロ動画はわいせつ物頒布罪に該当するため削除される場合があるほか、登録年齢未成年者の年齢で動画の閲覧制限が掛かる、特定国家の登録ユーザーのみ特定動画が閲覧不能、といったさまざまな閲覧制限もある。

YouTubeでは性的・暴力的・差別的・ギャンブル・麻薬などの動画を投稿することは禁止されている。なお、性器などが写っている動画は医療目的なら認められる。

2015年にISILが投稿した動画は暴力的な動画として削除されているほか、2018年に日本や欧州で人種差別的な動画が多く削除された。

今のところ、年齢制限は18禁があるが、性的な動画が禁止されているので、下品な動画が対象とされるだろう。

切り抜き動画[編集]

2ちゃんねる」創設者のひろゆきの切り抜き動画が人気となり話題となった。これを受け、様々なクリエーターが切り抜き動画を解禁する流れになっている。切り抜き動画の配信者に収益を分配するシステムも存在し、この仕組みがあることで、切り抜きを認めるチャンネルも増えている。

日本におけるYouTube[編集]

日本における投稿動画のジャンルは、ゲーム実況と商品レビューが大半を占める。小・中学生を対象にした動画が多く、芸能事務所と契約し、企業から提供された商品を紹介する者も現れた[1]
新型コロナ禍で、ホール等での上演が規制されると、歌手俳優落語家など芸能人がYouTubeチャンネルを開設したり、放送局が動画ニュースや番組予告にYouTubeを活用したり、教育機関がオンライン授業にYouTubeを活用したりしている。

ローマ字読みした「ようつべ」という愛称もあり、略して「つべ」とも呼ばれる。2ちゃんねる発祥の言葉で、YouTube内でもごくまれに使われる[2]

2021年4月時点で、日本の小学生があこがれる職業の上位にYouTuberがランクインしており1位の常連である。男の子が1位、女の子が5位程度に入り、並びキャバ嬢がランクイン。

韓国におけるYouTube[編集]

主に生放送による動画が占めており、録画動画は劣る。

本社事件[編集]

サンブルーノにある本社でYouTuberの女性が銃を発砲するという営業妨害的な事件が起きた、女性は過激な動画を投稿していて、YouTubeから警告を受けていた。そのことに腹を立て、事件を起こした。後に女性は自殺した。

日本にもレペゼン地球のような人気YouTuberが過激な動画を投稿していたために凍結される(後に新チャンネル開設、旧動画は視聴不可。)ため、問題となっている。

その他雑学[編集]

  • ページがサーバー上に見つからなかったことを表す404ページには、猿のイラストと「このページは利用できません。申し訳ありません。他の内容を検索してください。」という文字列、検索ボックスが表示される。
  • YouTubeでは2021年ごろから定期的に機能追加や廃止といった仕様変更を行っており、その中には、コメント欄の閉鎖、ポリシーの更新に伴う仕様変更なども存在する。
  • YouTube TVという、有料テレビ番組配信サービスも存在するが、アメリカ国内向けに作られており、アメリカ国外では利用できないこととなっている。
  • YouTube では1日に登録できるチャンネル数が75程度に制限されており、それ以上登録しようとすると「チャンネル登録者数に比べてチャンネル登録数が多すぎます。」と表示されてチャンネル登録できなくなる。
  • 創業者のうちの一人が動物園のゾウの前でしゃべる「Me at the zoo」という動画が原点となったとされる。

YouTube に初めてアップロードされたとする動画

脚注[編集]

  1. これらの傾向に「バカの一つ覚え」という声も多い。
  2. 利用者:Marmarayは、2ちゃんねると関係なく初めて見た時に「ようつべ」と読んだことから、好んで使っている。

関連項目[編集]