Tonyu System
Tonyu System(豆乳システム)とは、アクションゲームの作成に適したプログラミング言語と統合開発環境。製作者は長慎也。
概要[編集]
オブジェクト指向を意識した作りとなっており、プログラムを「クラス」という単位に分けることにより、個々のオブジェクトに決まった動きを付け、複製等もできる。実行は全てのオブジェクトが並行した形でして行われる。Webブラウザで動作する開発環境が用意されているほか、 本格的な開発には,Windows用、Mac用のダウンロード版があり、オフラインでも開発が可能。
文法はJavaScriptと似ている。CodepenなどのJavaScript共有サイトへの投稿支援機能もある。 他に、Tonyu1の時代から続いている、Tonyuで作られたゲームを公開するサイトがあり、Tonyu2で作られたゲームの場合、ブラウザ内ですぐ実行させることも可能である。
バージョン[編集]
Tonyu1とTonyu2のバージョンで仕様が大きく変更されたが、共通部分も多く一部互換性がある。 Tonyu2は、従来のTonyu(Tonyu1)と言語仕様(文法)の点ではほぼ上位互換である。
Tonyu2では、プログラムを実行するために、直接HTMLに埋め込むことも可能である。HTML5に対応したWebブラウザで動作させることができ、 iPhone,AndroidなどのスマートフォンでもTonyu2のゲームを動作できる。 他にも、Windows向けの実行可能形式(.exe)を生成したり、MSX向けのバイナリを生成するプロジェクトも存在する。
また、スマートフォンのタッチパネル入力(マルチタッチ対応)やXへの投稿、物理エンジン、ユーザー間の通信(個々のユーザーが同一のサーバーと通信する機能があり、そのためのコードが公開されているほか、そのためのサーバーも解放されている)などの機能が拡充された。そのため、Tonyu1がパソコン用オフラインゲーム(ランキング機能こそあるが)をつくることを目的としていたのに対して、Tonyu2は物理エンジン付きのオンラインスマホゲームも作れる。さらに、3次元的なゲームも見られる。