ChatGPT
ChatGPTは、文章の意味を理解し、それに対して極めて自然な返答を行うチャットボットサービス。開発元は米国のOpenAI社。自然言語処理を行うAIモデルであるGPT3.5が用いられており、日本語文での対話が可能。事実とは異なる文章が生成されることがある。GPTはGenerative Pretrained Transformerの略。2022年11月30日発売。
OpenAIの公式サイトへアカウント登録を行うだけで利用できる無償版と、月額$20の有償プラン「ChatGPT Plus」がある。ChatGPT Plusでは、ChatGPTへの優先的なアクセスと、実験的な機能の先行利用、GPT-3.5よりさらに高性能なGPT-4モデルの使用が可能となる。
沿革[編集]
- 2023年1月には月間アクティブユーザー数が1億人を超えた[1]。
- 2023年3月1日、OpenAIはChatGPTのAPIを1,000トークンあたり0.002ドルで公開した[1]。
- 2023年3月14日、ChatGPT Plusにて、GPT-3.5の性能を上回るGPT-4の提供が開始された。
- 2023年3月23日「ChatGPT plugins」が開始された。ChatGPTに的確な指示や外部サービスのデータなどを与える操作を、プラグインの作成によって簡略化できる。
- 2023年7月7日、ChatGPT PlusのWeb版にて「Code Interpreter」開始。ユーザの指示と与えたファイルからPythonコードを自動生成し、実行した結果を画像や動画などでも返却できる。
- 2023年8月28日、ChatGPTを活用したい企業向けに「ChatGPT Enterprise」開始。ChatGPTとの会話が学習に一切使われないことを保証し、GPT-4の機能を無制限で提供する[2]。
ジピる[編集]
ジピるとは、主にChatGPTを利用して問題を解決すること。大手Web検索サービス「Google検索」を利用することを「ググる」と俗称するが、ChatGPTがGoogle検索の後釜となる可能性を考えた人々により、ChatGPTによる問題解決作業がこのように表現された。他方、ジピると同義の「チャトる」や「チャピる」といった言葉も考案されている。
Twitter上では2022年12月初旬から「ジピる」が使われ始めた。
質問と結果[編集]
エンペディア投稿者であるソクラメダがChatGPTにいくつか質問をしたところ、以下のような回答が寄せられた。※若干省略した箇所があります。
- [Q] エンペディアはどんなウェブサイトですか?
[A] Empediaは、過去から現代までの歴史的な人物や事件などについての詳細な情報を提供するオンライン百科事典です。Empediaは、世界中の様々な分野に関する情報を収集し、無料で公開することで、歴史や文化をより深く理解するための情報源となっています。また、読者が自分の知識を共有し、コミュニティに参加することもできます。Empediaは、一般的に信頼できる情報源とみなされています。ChatGPT
- [Q] ウェブ百科事典のエンペディアのいいところと悪いところを教えて下さい。
[A] 申し訳ありませんが、ウェブ百科事典の「エンペディア」という具体的なサイトが存在しないため、その利点や欠点については言及することができません。ただ、一般的に言えるメリットとデメリットについては以下のようなものがあります。
【メリット】
- 情報収集が簡単
- 多くの情報がある
- 最新の情報にアクセス可能
【デメリット】
- 信頼性に欠ける情報が多い
- 情報の質にばらつきがある
- 編集者のスキルによっては、記事が分かりにくくなることもある。
以上のようなメリットとデメリットが、ウェブ百科事典全体に言える点だと思います。
このように、エンペディアが歴史百科事典になっていたり無かったことにされていたりと質問内容によってバラツキがあるようである。
特徴[編集]
上記の様に、一貫性のない所もあり、知識はかなりあやふやである。しかし、知識を持っている内容については、完璧とも言える模範回答を示してくれるので、重宝されている。
また、プログラミングの能力も高く、簡単なプログラムなら一瞬で書ける点が強み。
出典[編集]
- ↑ a b “ChatGPT、API提供開始 - Impress Watch”. (2023年3月2日) 2023年3月4日閲覧。
- ↑ Introducing ChatGPT Enterprise
外部リンク[編集]
- ChatGPT - Webサイトから無償版が利用できる。