ATTAC Japan(首都圏)
ATTAC Japan(首都圏)(アタック ジャパン しゅとけん)は、日本の社会運動団体。金融取引に課税するトービン税の実現を目指すATTACの地方組織の一つ。
概要[編集]
2001年5月にATTAC代表のベルナール・カッセンが来日し、「日本にもATTACを」と発言したことから結成の動きが生まれ[1][2]、同年12月19日に東京で設立された。既にATTAC関西グループが設立されているため、組織名が「首都圏」となっている[2]。その後、ATTAC京都、ATTAC北海道も生まれ、これらの団体は連携しつつも独立して活動を行っている。また首都圏のローカル組織としてATTACみたか、ATTACこうとうも設立されている[3]。
「新自由主義的グローバリゼーションに対し異議申立てをしている全世界の人々と連帯し、福祉、人権、社会保障、文化、環境、自治などの実現のための民主主義的空間をつくりだし、「もうひとつの世界の可能性」を現実化させる」ことを目的とし[4]、海外の反グローバリズム団体とも連携して[5]、世界貿易機関(WTO)等の国際会議に対する抗議行動や世界社会フォーラムへの参加などの活動に取り組んでいる[6]。「日本の反グローバリズム運動を主導する団体」「日本の反グローバリズム運動のけん引役」といわれることもある[6]。
公安調査庁は『内外情勢の回顧と展望』で日本革命的共産主義者同盟(JRCL)(以下、JRCL)が主導する反グローバル化団体だとしている[5]。また警察系雑誌『治安フォーラム』はJRCLが主要メンバーとして参加している反グローバリズム団体だとしている。同誌によれば、JRCLは2007年に「ATTAC Japan(首都圏)」を反資本主義の立場から社会問題を提言して反グローバリズム運動に参加する若者を獲得する場とする方針を打ち出したという[1]。なおこれらでJRCLは過激派だとされているが、裁判所からは「暴力性のない組織」だと認定されている[7]。JRCLは「帝国主義の戦争と新自由主義グローバリゼーション、憲法改悪と「戦争国家」化に対決する新しい左翼政治組織の統合」という方針を打ち出しており[8]、フランスでは2009年に革命的共産主義者同盟(第四インターナショナルのフランス支部)が解散して反資本主義新党が結成されている。
主な活動[編集]
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脚注[編集]
- ↑ a b 大津忠雄「JRCLの目指すものとは」社会運動研究会編著『別冊治安フォーラム 過激化する社会運動~その脅威と実態』立花書房、2013年
- ↑ a b ATTAC―JAPAN(首都圏)が設立 もう一つのグローバライゼーションを 『労働者の力』2002年1月10日第142号
- ↑ ATTACの活動って? attacこうとう(準備会)(2006年6月9日)
- ↑ ATTAC 入会のご案内 ATTAC Japan(首都圏)
- ↑ a b 内外情勢の回顧と展望(平成17年1月) 公安調査庁
- ↑ a b 新関栄一郎「2010年APECをめぐる反グローバリズム勢力等の動向」社会運動研究会編著『別冊治安フォーラム 過激化する社会運動~その脅威と実態』立花書房、2013年
- ↑ 『治安フォーラム』がJRCL特集/辺野古実・首相官邸前行動 かけはし2010年3月29日号
- ↑ 帝国主義の戦争と新自由主義グローバリゼーション、憲法改悪と「戦争国家」化に対決する新しい左翼政治組織の統合へ、討論を開始しよう かけはし2005年3月21号