1989年のオリックス・ブレーブスのユニフォーム
1989年のオリックス・ブレーブスのユニフォームは「オリックス・ブレーブス」(1989年~1990年。現オリックス・バファローズ)で着用されたユニフォームのうち、1989年途中まで使用されたビジター用ユニフォームの事を指す。ビジ ター用ユニフォーム左袖のブレービーマークは、1989年のオールスターゲーム頃まで阪急時代と同じデザインのものが使用されていたが、以降はチーム名を「ブルーウェーブ」に変更するまでオリックス仕様のデ ザインに変更した。そのためこのビジター用ユニフォームは、僅か数ヶ月で封印されたユニフォームである。また、「ブレーブス」時代のホーム用と以降のビジター用デザインは「ブルーウェーブ」時代も引き続き使用された(1991年~2000年)た め、その時代の変遷は補足事項で扱った。
デザイン[編集]
帽子・アンダーシャツ・ストッキング・上着の色はネイビーブルー(資料によってはオリックス・ブルーと記されているものもあるが、ここではネイビーブルーに統一する)。ズボンの色は白。首周り・袖・ズボンラインの配色は中央ネイビーブルー、両端が黄色 (資料によってはオリックス・ゴールデン・イエローと記されているものもあるが、ここでは黄色に統一する)。胸のORIXロゴ、背番号はネイビーブルーで黄色の縁取り。胸番号と背番号上のネームは黄色。スパイクシューズは白にネイビーブルーのライン。帽子 のロゴは黄色で阪急末期の1984年~1988年まで使用されたBravesロゴ。 左袖のブレービーマークは阪急時代末期使用のデザイン(ホーム用は1984年~1988年、ビジター用は1985年~1988年、三角形の上部分にブレービーのイラスト。底辺部分にBravesロゴ、色は赤)と同じものが使われた。
概要[編集]
総合リース業の草分け的存在であるオリエント・リースが阪急ブレーブスを買収したのは1988年10月19日(あの10.19と同日)の事で、球団名も新たに「オリックス・ブレーブス」となったが、ホーム用に使用した胸のBravesロゴは配色こそ違えど阪急時代末期に使用された書体と同じものだった。ちなみに買収と同時に新調したユニフォームはグリーンスタジアム神戸に本拠地を移転し、チーム名をブルーウェーブに変更(※1991年)して以降2000年まで使用されるが、ブレーブスとしてはわずか2年間の使用だった(1972年~1988年の阪急時代に使用の赤と黒のユニフォームと1991年~2000のオリックス以降までの黄色・ネイビーブルーユニフォームの過渡期にあたる)。
そのブレーブス時代のユニフォームには短命で終わったユニフォームが存在した。それはビジター用の左袖につけられたブレービーマークが阪急時代と同じデザインのユニフォームである。オリックス仕様のブレービーマークはデザインも阪急時代と違い逆三角形 でBravesロゴも黄色にネイビーブルーの縁取りで記されたものだったが、オリックス仕様デザインはオールスターゲーム以後になってようやく初登場した。
補足事項[編集]
ブレーブス時代のホーム用デザイン[編集]
帽子・アンダーシャツ・ストッキング・首周り・袖・ズボンラインの配色、スパイクシューズのデザイン、帽子のロゴはビジター用と共通。上着・ズボンとも白で胸のBrevesロゴは黄色にネイビーブルーの縁取り。背番号は逆にネイビーブルーで黄色の縁取り。胸 番号・背番号上のネームはネイビーブルー。左袖にはオリックスのロゴマーク。
1989年夏以降のビジター用デザイン[編集]
左袖のブレービーマークは逆三角形。Bravesロゴはホーム用ユニフォームの胸ロゴと同様。
ブルーウェーブ時代の変遷[編集]
- 1991年~1994年 - 帽子のマークをBW(ネイビーブルーに黄色い縁取り)に変更。ホーム用ユニフォームの胸ロゴがBlueWaveに、ビジター用の左袖のロゴをBlueWave(黄色)に変更。またこの年から右袖にKOBE(ホーム用・ネイビーブルー、ビジター用・黄色)ロゴが登場。
- 1995年~1998年 - 阪神淡路大震災で被災した本拠地兵庫県神戸市を元気付けるため右袖を「がんばろう(上段)KOBE(下段)」のロゴに変更。(ホーム用・ネイビーブルー、ビジター用・黄色)
- 1999年~2000年 - 右袖ロゴがKOBEに戻り、代わりにロゴ上にブルーウェーブのマスコット・ネッピーがモチーフされたポジション別のペットマーク。