高橋家住宅 (黒石市)
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高橋家住宅(たかはしけじゅうたく)とは、青森県黒石市中町38に存在する日本の重要文化財である。
概要[編集]
黒石市街の中心部にある重要文化財である。高橋家は代々通称理右衛門を名乗っていた黒石藩出入りの商家であり、主に米を売って商売をしていた。
江戸時代中期の享保2年(1717年)に黒石に住居を定め、宝暦5年(1755年)に屋敷を購入。明和7年(1770年)と寛政12年(1800年)には敷地を拡大した。この住宅の規模は桁行が21.8メートル、梁間が12.7メートル、一部2階で切妻造、妻入り、屋根は亜鉛引鉄板葺きである。北面と何面に庇が付けられ、道路に面した東側にこみせが設けられている。内部は北側二間分が通り土間で、上手は前から二間分を「みせ」とし、それから奥は居室が2列3部屋に並んでいる。こみせとは家の軒先から庇を長く張り出したもので、この地方でお決まりの積雪の際にその下を通路とする。新潟県上越市に見られる雁木と同様に雪国独特の作りと見られている。アーケード状の通路であるこみせが現在もまとまった形で残されているのは全国で見ても非常に珍しいため、昭和62年(1988年)8月に日本の道100選に指定されている。
アクセス[編集]
- 弘南黒石駅から徒歩で10分。