高松塚古墳壁画

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高松塚古墳壁画(たかまつづかこふんへきが)とは、奈良県高市郡明日香村平田にある高松塚古墳に存在する壁画である。日本国宝である。

概要[編集]

7世紀末から8世紀初頭の飛鳥時代末期から奈良時代へと移行する時期に作られたと見られる高松塚古墳(直径約23メートル)で、昭和47年(1972年)に発見された壁画である。石室の壁に塗られたしっくい上に、極彩色の男女群像や四神図、星宿図などが描かれ、古代史上最大の発見といわれて考古学ブームを巻き起こした。

文化庁により当初は非公開で管理されていたのだが、平成16年(2004年)になって文化庁の管理体制の不備によりカビの大量発生により壁画が劣化していることが判明し、平成19年(2007年)に石室を解体し、石材ごと約1キロ離れた仮設修復施設に運ばれた。修復中は定期的に一般公開され、平成26年(2014年)に修復が終わっても当分の間は高松塚古墳に戻さない方針が決められた。令和2年(2020年3月26日に修復が終了した。

アクセス[編集]

外部リンク[編集]