馬場有
ナビゲーションに移動
検索に移動
馬場 有(ばば たもつ、昭和23年(1948年)11月17日 - 平成30年(2018年)6月27日)は、日本の政治家。福島県浪江町町長。既婚者で長男あり。
経歴[編集]
福島県浪江町出身。浪江町議や福島県議を歴任した後の平成19年(2007年)12月から浪江町町長に就任する。町長1期目の平成23年(2011年)3月に東日本大震災、そして福島原発事故が発生し、住民の避難や生活支援の陣頭指揮をとる。全町民2万余りの避難を決断し、東日本大震災の被害者の捜索に当たった町の消防団の苦悩を描いたアニメが製作された際には、自らの声を吹き込んでいる。東電との対立、交渉、町の復興などに尽力した。
平成29年(2017年)12月頃から体調不良で入院し、その後は町の行事への欠席も目立っていたという。そのため平成30年(2018年)6月30日付で町議会に辞表を提出し、議会も同意していたという。しかしその3日前の6月27日午前9時30分に胃癌のため、福島市内の病院で死去した。69歳没。
自筆の辞表では日常生活が非常に難しいとの医師の所見を受けたとして、これ以上のご心配とご迷惑をかけてはならない」と理由を説明していた。町長の任期はあと約1年半残していた。
出演[編集]
映画[編集]
- 日本と原発 私たちは原発で幸せですか?(2014年、監督:河合弘之)
- 日本と原発 4年後(2015年、監督:河合弘之)
- 浪江町消防団物語「無念」(2016年、監督:いくまさ鉄平) ※声の出演[1]
脚注[編集]
- ↑ “浪江町消防団物語「無念」”. シネマキャラバン V.A.G. 2018年6月27日確認。