飛騨国治乱記
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飛騨国治乱記(ひだのくにちらんき)とは、飛騨国に関する史料である。
概要[編集]
著者・成立年代[編集]
著者、成立年代は不明。成立に関しては恐らく江戸時代前期の元和7年(1621年)以降と考えられる。
別称は『飛騨治乱記』(ひだちらんき)。
内容[編集]
全1巻。平安時代に平氏政権を築き上げた平清盛が、飛騨国支配に一族の平景総を送り込んだ頃から始まり、最終的には織田信長の重臣だった金森長近が飛騨国を支配して国主となり、関ヶ原の戦いや長近の死去までが描かれている軍記である。
長近の死後は、「飛州古城之跡」として、飛騨国の7古城跡とその城主についての考証が記録されている。なお、長近の死は慶長13年(1608年)なので、大坂の陣の前に死去しているのだが、この記録ではなぜか「長近が大坂の陣で5万石の大名となった」となっている。