静岡県道288号大嵐佐久間線

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静岡県道288号大嵐佐久間線(しずおかけんどう288ごう おおぞれさくません)とは、静岡県浜松市天竜区を通る県道である。

概要[編集]

佐久間ダム完成時に天竜川左岸に林道として作られた。そして1965年に県道に昇格したが、1.0車線で建設されたままで、険道状態は改善されなかった。

ダムの反対側には険道だが288号よりマシな長野・愛知・静岡県道1号飯田富山佐久間線が通じており、ダムで中集落がほぼ消滅したので交通量は少なかった。

ある日県道で土砂崩れが発生。 そのとき県道を走っていたトラック1台が巻き込まれ崖下に転落し、トラックを運転していた方は亡くなった。

あまりにも崩落がやばすぎたためトラック運転手の遺体が見つからなかった。 この事故で遺族が静岡県を相手に裁判を起こしこれがきっかけで静岡県はこの県道の一部区間の管理を放棄してしまった。

そのため道路ファンからは静岡県が捨てた険道と呼ばれている。

実際に道路は荒れ果てていて、中央構造線に近い断層地帯のせいか、いくつも大きな崩落の跡が残っている。 廃道探検家が何人か挑戦しているが、踏破に時間をかけている。 両端の廃道になっていない一部区間は通行ができる。

将来は、本県道の東側で佐久間水窪道路のトンネルが貫通する予定である。

通行可能な区間[編集]

起点 - 夏焼トンネル
大嵐駅を過ぎた辺りから飯田線の旧線を転用した区間に入り、ここから夏焼トンネルを抜けるまでは通行できる。かつては夏焼集落へのアクセス路として機能していたが、夏焼集落は2015年以降無人となっており通行する者は皆無である。
佐久間電力館 - 終点
佐久間電力館駐車場へのアクセス道路として機能しており、少ないが通行する者がいる。

関連項目[編集]

この記事作成時に参考にしたもの[編集]

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