隅田川 (河川)

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隅田川(すみだがわ、英:Sumida River)は、北区の岩淵水門を起点とし、東京湾に注ぐ荒川水系の一級河川である。別名「大川」、「浅草川」ともいう。流路では新河岸川石神井川神田川日本橋川などの支流と合流する。流路延長は23.5kmである。流域人口は全体で約300万人に及ぶ大都市河川である[1]

歴史[編集]

江戸時代初期以前は利根川水系で旧利根川の河口部であり、武蔵国下総国の境界の河川だった。
利根川東遷事業完工後は、秩父から切り出した材木の運搬や江戸城の造営のための水運を担っていた。

隅田川は浮世絵に描かれ、溪斎英泉『江戸八景 隅田川の落雁』(天保(1830-1844)頃)、歌川広重『江戸高名会亭尽 本所小梅 小倉庵』(天保(1830-1844)頃)、歌川広重『名所江戸百景 両国花火』、歌川豊国『江戸自慢三十六興 両こく花火』などがある。

地理[編集]

工場排水や生活排水が明治以降の隅田川に流れ込み、水質悪化と悪臭に悩まされる時代があった。工場排水規制や利根川の水を荒川を経由して放流するなどの対策が効果をもたらし、水質が改善された。

屋形船による遊覧隅田川周遊コースもある[2]

流域自治体[編集]

参考文献[編集]