長門・俵山道路
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長門・俵山道路(ながと・たわらやまどうろ)は、山口県長門市俵山小原から同県同市深川湯本に至る5.5kmの高規格幹線道路である。山陰自動車道に並行する国道491号の自動車専用道路である。2008年度に事業化。2019年9月8日に開通
概要[編集]
長門市内の事前通行規制区間の解消、災害時の山間部集落の孤立の防止等を目的として事業化された。将来的には山陰自動車道の一部を構成し、高速道路ネットワークに組み込まれる予定である。開通により長門市街地と俵山地区との所要時間が約19分から約14分に短くなり、県道34号線との合計で交通量が2割以上増加した他、県道34号線の交通量の9割が長門・俵山道路を使うようになった。
また9月〜12月の間の俵山温泉の利用客が3千人(5%)増加した。
国道491号バイパスとして整備されたが、まだ両脇の三隅・長門道路と俵山・豊田道路が開通していないため実質には山口県道34号下関長門線のバイパスとして機能している。
路線データ[編集]
沿革[編集]
- 2008年度 : 事業化
- 2009年度 : 測量、調査及び設計
- 2011年度 : 地元説明会、設計協議及び用地調査
- 2019年9月8日 : 開通
インターチェンジなど[編集]
施設名 | 接続路線名 | 俵山から (km) |
キロポスト (km) |
備考 |
---|---|---|---|---|
E9 山陰自動車道(俵山・豊田道路) | ||||
俵山北IC[1] | 県道34号下関長門線 | 0.0 | 5.5 | |
長門湯本温泉IC[2] | 国道316号 | 5.5 | 0.0 | |
E9 山陰自動車道(三隅・長門道路) |
山陰自動車道は鳥取県鳥取市を起点としており西向きが下り線だが、山口県下関市を起点とする国道491号(東向きが下り線)のバイパスとして建設されるため、長門・俵山道路としては俵山側が起点となる。ただし、実際のキロポストは長門湯本温泉ICが起点となる。
路線状況[編集]
車線・最高速度[編集]
区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 |
最高速度 |
---|---|---|
長門湯本温泉IC - 俵山北IC | 2=1+1 (完成2車線) |
70 km/h |
道路管理者[編集]
- 山口県土木建築部長門土木建築事務所“山陰西部国道事務所 事業概要 2020” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省中国地方整備局 山陰西部国道事務所 2020年5月7日閲覧。
交通量[編集]
24時間交通量(台) 道路交通センサス・独自調べ
区間 | 令和2(2020)年度 | ||
---|---|---|---|
長門湯本温泉IC〜俵山北IC | 2600〜2900 |
出典[編集]
- ↑ “平成28年度 新規事業候補箇所説明資料 一般国道491号(山陰自動車道)俵山・豊田道路(PDF)”. 国土交通省中国地方整備局 (2016年3月8日). 2016年7月29日確認。
- ↑ “一般国道491号 長門・俵山道路事業概要(PDF)”. 国土交通省中国地方整備局 山口河川国道事務所 (2015年2月). 2018年8月10日確認。