長砂實
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長砂 實(ながすな みのる、1933年[1] - 2020年/2021年[2])は、社会主義経済学者[3]。関西大学名誉教授[4]。
経歴・人物[編集]
京都府熊野郡田村(現・京丹後市)生まれ。1955年京都大学経済学部卒業。1960年京都大学経済学研究科博士課程修了。富山大学経営短期大学部助手。1961年富山大学経営短期大学部専任講師、同大学経済学部非常勤併任講師。1963年富山大学経営短期大学部助教授。1964年関西大学商学部助教授、1971年同教授、1978年同大学商学研究科教授[1]。
1994年7月~1997年7月日本学術会議会員(第3部・第16期)、経済理論研究連絡委員会委員。1997年7月~2000年7月日本学術会議会員(第3部・第17期)、経済理論研究連絡委員会委員[1]。
1983年に日本共産党の内外で展開された「社会主義生成期」論をめぐる論争に参加した[3]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『日ソ貿易発展の法則性と展望』(富山大学北陸経済研究所[北研資料]、1963年)
- 『社会主義経済法則論』(青木書店、1969年)
共編著[編集]
- 『現代社会主義経済論』(木原正雄共編、ミネルヴァ書房、1969年)
- 『現代日本と社会主義経済学(上・下)』(木原正雄共編、大月書店、1976年)
- 『経済民主主義と経営参加』(大橋昭一共編著、関西大学経済・政治研究所[研究双書]、発売:ミネルヴァ書房、1981年)
- 『ソ連社会主義論――現状と課題』(芦田文夫共編、大月書店、1981年)
- 『経済民主主義と経営参加』(大橋昭一共編著、関西大学経済・政治研究所[研究双書]、発売:ミネルヴァ書房、1981年)
- 『経済民主主義と産業民主主義』(大橋昭一共編著、関西大学経済・政治研究所[研究双書]、発売:ミネルヴァ書房、1985年)
- 『「どん底」のロシア』(木村英亮共編、かもがわ出版、1993年)
- 『ポスト資本主義を構想する』(荒木武司、聽濤弘、岩田昌征、大西広、北見秀司共著、本の泉社、2014年)
出典[編集]
- ↑ a b c 「長砂實教授 略歴・研究業績」『關西大學商學論集』第47巻第2・3合併号、2002年8月。
- ↑ 『河上肇記念会会報』125号(2021年9月)に芦田文夫「長砂實さんを偲ぶ」、鰺坂真「長砂實氏を追悼する」が掲載されている。
- ↑ a b 村岡到『日本共産党をどう理解したら良いか』ロゴス、2015年、67頁
- ↑ ポスト資本主義を構想する 紀伊國屋書店