鈴村興太郎
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鈴村 興太郎(すずむら こうたろう、1944年(昭和19年)1月7日 - 2020年(令和2年)1月15日)は、日本の経済学者。専門は社会選択理論・厚生経済学。一橋大学名誉教授、早稲田大学栄誉フェロー、早稲田大学名誉教授、文化功労者、日本学士院会員、一橋大学経済学博士。京都大学助教授、一橋大学教授、早稲田大学教授、社会選択・厚生学会(The Society for Social Choice and Welfare)会長、日本経済学会会長、日本学術会議副会長を歴任。日本学士院賞受賞、紫綬褒章・瑞宝重光章受章。
略歴[編集]
愛知県出身。既婚者。平成29年(2017年)に文化功労者となる。
令和2年(2020年)1月15日午前4時27分、膵臓癌のため、東京都内の病院で死去。76歳没。
著作[編集]
- 『厚生と権利の狭間』ミネルヴァ書房, 2014.7
- 『社会的選択の理論・序説』東洋経済新報社, 2012.6 (『経済計画理論』筑摩書房, 1982の改訂新版。)
- 『災害に強い社会をつくるために 科学の役割・大学の使命』(早稲田大学ブックレット<「震災後」に考える>)(鎌田薫・浦野正樹・岡芳明・濱田政則)早稲田大学出版部, 2012.9
- 『復興政策をめぐる《正》と《善》 震災復興の政治経済学を求めて1』(早稲田大学ブックレット<「震災後」に考える>)(須賀晃一・河野勝・金慧と共著)早稲田大学出版部, 2012.1
- 『厚生経済学の基礎』岩波書店, 2009.6
- 『公共哲学20 世代間関係から考える公共性』(宇佐美誠・金泰昌と共編著)東京大学出版会, 2006
- 『世代間衡平性の論理と倫理』(編著)東洋経済新報社, 2006
- 『経済制度の生成と設計』(長岡貞男・花崎正晴との編著)東洋経済新報社, 2006
- 『福祉の公共哲学』(塩野谷祐一、後藤玲子と共著)東京大学出版会, 2004.1
- Suzumura, Kōtarō; Arrow, Kenneth Joseph; Sen, Amartya Kumar 『Handbook of social choice and welfare, vol 1』 Elsevier、Amsterdam, Netherlands、2002年。ISBN 978-0-444-82914-6。 Kenneth J. Arrow, Amartya K. Sen, Kotaro Suzumura 編 (2006). 社会的選択と厚生経済学ハンドブック, Vol 1. 鈴村興太郎・須賀晃一・中村慎助・廣川みどり監訳, 丸善.
- 『アマルティア・セン』(改装新版、後藤玲子と共著)実教出版, 2002.2
- 『アマルティア・セン』(後藤玲子と共著)実教出版, 2001.9
- 『日本の競争政策』(後藤晃と共編著)東京大学出版会, 1999.1
- 『ミクロ経済学. 2』(奥野正寛と共著)岩波書店, 1988.12
- 『産業政策の経済分析』(伊藤元重、清野一治、奥野正寛と共著)東京大学出版会, 1988.5 1988年度日経・経済図書文化賞受賞
- 『ミクロ経済学. 1』(奥野正寛と共著)岩波書店, 1985.1
- 『経済計画理論』筑摩書房, 1982
- Suzumura, Kōtarō 『Rational choice, collective decisions, and social welfare』 Cambridge University Press、Cambridge [Cambridgeshire]、1983年。ISBN 0-521-23862-5。 1984年度日経・経済図書文化賞受賞
受賞・受章[編集]
- 日経・経済図書文化賞、1984年(昭和59年)、Rational Choice, Collective Decisions and Social Welfare,Cambridge University
- 日経・経済図書文化賞、1988年(昭和63年)、『産業政策の経済分析』東京大学出版会,1988年(昭和63年)(伊藤元重・清野一治・奥野正寛との共著)
- Fellow of the Econometric Society(平成12年)
- 紫綬褒章、2004年(平成16年)
- 日本学士院賞、2006年(平成18年)
- 瑞宝重光章、2017年(平成29年)
- 文化功労者、2017年(平成29年)