道路パトロールカー

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道路パトロールカーとは、みんなが使っている道路をパトロールし、道路の管理者(国土交通省、都道府県や市町村)が保有する、道路の維持管理のための自動車のこと。河川の維持管理を行う河川パトロールカーについても併記する。道路維持作業用自動車。

概要[編集]

ややオレンジ寄りの黄色()の塗装で前後のバンパーを赤()と白(○)の縞模様にしていることが多い。回転灯は、パトロールのときは黄色い回転灯を回し、災害など緊急のときは赤い回転灯を回す。道路パトロールカーの製造の仕方は、車のボディカラーを、後からオプションで違う色に変更できるように、最初に、ボディーカラーが無彩色系の色、白の車をベースにしたものである。標識板が付いており、道路やガードレールが壊れていないか、事故や渋滞、工事、災害など、それらの状況の対応に合わせて見て回る必要な情報を電光表示で知らせる。車体側面には道路管理者名や道路巡視の委託を受けた業者のプレートなどが表示される。これは道路交通法施行規則第6条の2に定められた塗色である。一方でNEXCOは白と紺のパトカーに似せたデザインだったりする。車種はSUV軽トラックや軽バンが用いられることが多い。かつてはステーションワゴンライトバンを用いることが多く、今でも一部の自治体などでは使われていることがある。[注 1]。SUVに移行が進んだ理由として、震災水害などで損傷した道路の通行に支障をきたすことがあったから、ともいわれている。道路やガードレールなどが壊れていないか、見て回る役割を果たす。

道路パトロールカーの燃料は、環境への配慮から、天然ガスガソリンを切り替えてできるバイフューエル仕様車の改造車を進めている。ガソリン車からの改造がほとんど。天然ガスとガソリンを切り替えてできるバイフューエル仕様車の改造車の車種は、トヨタランドクルーザープラド三菱パジェロなどの採用例がある。

道路パトロールカー改造の自動車は、他に、エクストレイル、アウトランダー、フォレスターがある。

業務[編集]

道路上の落下物やゴミの回収、道路構造物(標識など)の損傷を確認するほか、樹木の伐採などの簡易的な道路維持作業を行うことがある。

河川パトロールカー[編集]

道路パトロールカーと同じように河川の維持管理のために用いられる。 道路パトロールカーと同じような車両が採用されることが多い。管理者によって色が大きく異なる。[注 2]

注釈[編集]

  1. 道路巡視ではなく、通常の業務車両として転用する例もある
  2. 福島県の河川パトロールカーが水色なのに対して国土交通省はオレンジ色など

外部リンク[編集]