輪中(わじゅう)は、集落を水害から守るために周囲を囲んだ堤防である。
岐阜県南部、愛知県西部、三重県北部など、木曽三川(揖斐川・長良川・木曽川)の下流域の低湿地に多い。集落と農地を囲んだ堤防を持ち、水防組織体を作って輪中の外の水や輪中の中の水を統制する治水共同体またはその存在する集落をさす。