豊田市立梅坪小学校

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豊田市立梅坪小学校(とよたしりつ うめつぼしょうがっこう)は、愛知県豊田市梅坪町にある公立小学校。2017年度の学級数は27学級、児童数は753人。

概要[編集]

豊田市立梅坪台中学校の学区内にあり、国私立中学を希望しない限り卒業後に進学する。
2018年(平成30年)7月17日に1年生の男子児童が熱中症で倒れて死亡した事故によって知られている。

年表[編集]

  • 1973年(昭和48年)4月1日 - 挙母小からの分離で開校。
  • 2018年(平成30年)7月17日 - 1年生の男子児童が熱中症で倒れて死亡。

歴史[編集]

1年男児熱中症死亡事故以前[編集]

1872年に挙母郷学校として設立され、のちに挙母第一尋常小学校に改称した豊田市立挙母小学校は、豊田市でもっとも古い部類に入る小学校である。高度経済成長期に挙母小学校の児童数が爆増したため、1973年4月1日に挙母小学校から分離独立する形で梅坪小学校が設立された。開校時の児童数は456人[1]。「教師が変わらなければ子どもは変わらない」というスローガンのもと、全職員の情熱と創意により活力のある学校づくりを目指している[1]

開校時は水田や緑豊かな丘陵が広がる静かな地域だったが、1979年(昭和54年)には名鉄豊田線が、1988年(昭和63年)には愛知環状鉄道が校地の東側を走るようになり、学区の都市化や住宅地化が進んだ[1]。1977年(昭和52年)の児童数は747人であり、その後1987年(昭和62年)には593人に減少したものの、マンションなどの建設が進んだことから、1997年(平成9年)には646人と再び増加を見せた[1]

1年男児熱中症死亡事故[編集]

2018年(平成30年)7月17日、1年生の男子児童が熱中症で倒れて死亡した。この児童は学校から1キロ離れた公園への校外学習に参加したが、学校に戻った後に意識を失って心肺停止状態に陥った。
この日の豊田市は午前中から気温が30度を超えており、気象庁によって高温注意情報が出されていた。
梅坪小の藪下隆校長は「結果的に大事な子どもの命がなくなってしまい、行事実施の判断が甘かったと痛感している」と話し、豊田市教育委員会学校教育課の鈴木直樹課長は「学校の教育活動の中で児童が亡くなるという重大な事態が発生した。深くおわび申し上げます」と話している。[2][3]

関連項目[編集]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 『新学制実施五十周年記念 愛知県小中学校誌』 愛知県小中学校長会、愛知県小中学校長会、1998年3月1日(日本語)。

外部リンク[編集]