立ち会いの変化
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立ち会いの変化 (たちあいのへんか)とは、相撲の取り組みで、相手に真っ正面にぶつからず、左右に動いて相手の力をかわすことである。注文相撲ともいう。
概要[編集]
相撲は立ち会いで相手と真っ正面にぶつかって勝負を決めるものだが、相手が自分より体が大きく、力も強くてまともにぶつかった場合に勝ち目がないときに使われる。怪我や疲労などで充分に力が発揮されないとき、早く勝ち越したいときにも使われる。成功したときは、はたき込みや送り出しで容易に勝ちを得られるが、相手に見破られたときは押し出されるリスクがある。
大相撲[編集]
大相撲の場合は決して褒められる方法ではなく、勝っても熱戦を期待していた観客から非難を浴びるときが多い。特に格上の力士が格下の力士に使うとより一層非難を受ける。綱取りのかかった大関が多用すると綱取りに影響を受ける可能性がある。大相撲令和5年秋場所千秋楽優勝決定戦で大関貴景勝が平幕の熱海富士に行って優勝し、非難を浴びたにも関わらず、横綱審議委員会は貴景勝の来場所の綱取りを匂わせた。
頭をぶつけ合う危険性[編集]
読売新聞2021年7月30日朝刊『ヘディング練習制限』グレートブリテン及び北アイルランド連合王国のグラスゴー大学は「プロサッカー選手は認知症など神経変異制疾患などで死亡するリスクが一般人より3倍以上高い」と発表した。サッカーボールでさえ危険なのだからそれよりもはるかに重い人間はさらに危険である。そのため危険防止のための立ち会いの変化は許されるのではないか。