福井府民
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福井府民(ふくいふみん)とは、一般的に福井県に住み、京都府に通勤・通学する人のことを指す言葉[1]。
概要[編集]
主に福井県嶺南(若狭地方)に多いと言われるが、定義は曖昧で、使用する人により範囲はまちまちである。地理上大阪府より京都府の方がはるかに結びつきが強いが、稀に大阪へ通勤・通学する者もいる。
福井県では小浜線の沿線である小浜市やおおい町、高浜町、若狭町を中心に、地理的、歴史的に京都府とのつながりが深く、原発立地交付金で整備されたCATVにより関西民放局が視聴できる環境にある。
鯖街道の起点の小浜市や経由地の若狭町でのバス若江線・湖西線を通じての滋賀県経由もある繋がり、おおい町名田庄村は南丹市との交流、高浜町は西隣の舞鶴市へ通勤・通学する者が多い。
市町村 | 京都府 | 大阪府 |
---|---|---|
高浜町 | 18.9% | 5.9% |
おおい町 | 10.6% | 5.0% |
小浜市 | 8.0% | 3.7% |
若狭町 | 7.5% | 3.5% |
敦賀市 | 5.3% | 1.6% |
これら市町に共通するのは、本来の所属である福井県への帰属意識や県嶺北での出来事への関心が薄いことと言われている。
近年では、わかさライナー(高速バス)、敦賀直流化や北陸新幹線敦賀延伸による交通アクセス向上がもたらす効果も期待されている。
その後[編集]
「福井府」が存在する訳ではない事や県域民放FMのように福井県域であることがプラスとなった事例もあることに留意すべきである。
脚注[編集]
- ↑ 築地達郎 (2007年9月19日). “大学の地域戦略と地域情報化”. 日経デジタルコア. 2010年4月1日確認。