神戸製鋼所
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株式会社神戸製鋼所(こうべせいこうしょ)は、日本の大手鉄鋼メーカーである。統一商標・国際ブランド名は「KOBELCO」。明治38年(1905年)に創業し、新日鉄住金・JFEスチールと並ぶ国内鉄鋼大手3社のひとつである。アルミや銅といった非鉄金属や商業機械の生産のほか、電力事業も手掛ける複合経営が特徴である。平成29年(2017年)3月期連結決算は、中国事業の損失処理などが響いて純損益が230億円の赤字だった。
製品の検査データー書き換え問題[編集]
平成29年(2017年)10月8日、製品の検査データーを書き換え、取引先と決めた仕様を満たさない製品を納入していた問題がアルミニウムと銅での不正を公表し、その後さらに鉄粉や特殊鋼でも発覚した。納入先企業は海外を含め600社を超える。本体や子会社の一部拠点で日本工業規格(JIS)の認証取り消しや一時停止の処分を受けた。平成30年(2018年)3月6日に発表された最終報告書では、納期優先や収益重視の経営姿勢が不正の背景にあったとされており、そのため川崎博也会長兼社長らが辞職している。
この後、品質データが改ざんされたアルミや銅製品などを国内外の688社に出荷していたことが明らかになり、東京地方検察庁特捜部と警視庁は6月、神戸製鋼所の東京本社などを家宅捜索し、捜査を進めてきた。その結果、品質データ改ざんが長年にわたり、組織的に続けられていたと判断し、警視庁は法人としての神戸製鋼所と、3つの工場の当時の幹部ら4人を不正競争防止法違反の疑いで書類送検した。
関連人物[編集]
関連企業[編集]
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