相馬中村神社
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相馬中村神社(そうまなかむらじんじゃ)とは、福島県相馬市中村字北町140に存在する神社である。
概要[編集]
相馬中村城の西側、小高い丘の上に存在する神社で、相馬氏歴代の氏神として厚い崇敬を受けた。元の名は妙見神社という。
この神社は平将門、あるいは相馬師常による勧請と言われているが定かではない。ただ、元々は下総国守屋城に祀られていたものが相馬氏の移動によって御神体と共に小高城に遷座し、相馬中村城の完成と共に現在の場所に鎮座したと言われている。
社殿は江戸時代前期の寛永20年(1643年)、相馬義胤により造営され、本殿や幣殿、拝殿、絵馬殿などがある。なお、絵馬殿を除く3つが江戸時代前期の重要な建築物であるとして、国の重要文化財に指定されている。
明治時代の神仏分離政策により、天御中主命を祀ることになった。
毎年4月18日と4月19日の2日間、並びに7月23日から7月25日までの3日間の両時期に例祭が行なわれる。特に後者の7月の例祭においては、太田神社・小高神社と合わせて相馬三妙見社に奉納される相馬野馬追が有名で、野馬追の総大将は中村神社から出陣、いわゆるお繰出しをすることになる。